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蔵鉤 ゾウコウ

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デジタル大辞泉の解説

ぞう‐こう〔ザウ‐〕【蔵×鉤】

古代、中国から伝来した遊戯の一。二組みに分かれ、一方の組の者が握りこぶしを出し、その中の一人が物を握っているのを、他方の組の者が言い当てるもの。

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百科事典マイペディアの解説

蔵鉤【なんこ】

互いに小石を掌中につかみ,その数を当て合う遊戯。中国から伝来したといわれる。《日本文徳天皇実録》や《日本三代実録》に天皇の前でこの遊戯を行った記事があり,のち僧院の稚児(ちご)の間で行われたという。

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世界大百科事典 第2版の解説

なんこ【蔵鉤】

手に物を握り,その数を当て合う遊び。中国の《荆楚歳時記》に〈蔵彄(ぞうく)〉の戯と記されていることから,南北朝(5~6世紀)にはすでに行われていたもので,漢の昭帝の母の鉤弋(くよく)夫人の両手が拳状になったままだったのを武帝が開いて治したという故事に由来するというが,これは彄と鉤の音が共通するために付会されたものであろう。初めは指輪を回してだれの手にあるかを当てる遊びだった。日本でも《文徳実録》には仁寿3年(853)に文徳天皇の前で蔵鉤が行われたとあり,《日本三代実録》には文徳天皇が宮人とともにこれを行ったと記述されている。

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