日本大百科全書(ニッポニカ) 「蘇水峡」の意味・わかりやすい解説 蘇水峡そすいきょう 岐阜県加茂(かも)郡八百津(やおつ)町、木曽(きそ)川中流の丸山ダムから下流へ約2キロメートルの峡谷。木曽川の流れはここで緩やかになるので、かつては材木が筏(いかだ)に組まれた所(綱場(つなば))である。切り立った岸壁には烏帽子(えぼし)岩、天狗(てんぐ)岩などの奇岩が連なり、サクラや紅葉が有名。丸山ダムによってできた丸山蘇水湖は湖岸の自然美や釣りで知られ、飛騨木曽川国定公園(ひだきそがわこくていこうえん)に含まれる。名古屋鉄道広見線明智駅からバス15分。[上島正徳][参照項目] | 飛騨木曽川国定公園 | 八百津(町) 蘇水峡 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「蘇水峡」の意味・わかりやすい解説 蘇水峡 (そすいきょう) 岐阜県南部,加茂郡八百津(やおつ)町にある木曾川中流の峡谷。飛驒木曾川国定公園の一部で,範囲は丸山ダムから下流約2kmの間である。木曾川が美濃三河高原を深く浸食して流れるところで,両岸の崖は比高300~500mある。両岸にはアベマキなどの落葉樹やアオキなどの常緑樹が茂り,切り立った岩壁には天狗岩,烏帽子(えぼし)岩などの奇岩が連なり,ツツジ,サツキが生え,新緑や紅葉の季節には特に行楽客が多い。丸山ダムより上流は丸山蘇水湖とよぶ人造湖で,上流約15kmにおよぶ。執筆者:高橋 百之 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蘇水峡」の意味・わかりやすい解説 蘇水峡そすいきょう 岐阜県南部,木曾川が美濃三河高原を浸食してできた峡谷。 1954年に八百津町に発電用の丸山ダムが建設され,ダムより上流約 16km間にある人造湖は蘇水湖と呼び,ダムより下流の深い峡谷を蘇水峡という。春から秋に観光客が多い。飛騨木曾川国定公園に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「蘇水峡」の解説 そすいきょう【蘇水峡】 岐阜の日本酒。蔵元の「古田酒造」は明治10年(1877)江戸時代から続いた「岡田酒造」を継承し創業。所在地は加茂郡八百津町八百津。 出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報