蘭省(読み)ランショウ

デジタル大辞泉 「蘭省」の意味・読み・例文・類語

らん‐しょう〔‐シヤウ〕【×蘭省】

中国尚書省御史台異称らんせい
太政官だいじょうかん唐名
弁官の異称。
皇后の住む宮殿蘭殿らんでん

らん‐せい【×蘭省】

らんしょう(蘭省)

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精選版 日本国語大辞典 「蘭省」の意味・読み・例文・類語

らん‐しょう‥シャウ【蘭省】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国の官庁、尚書省、また御史台の異称。蘭台。らんせい。
    1. [初出の実例]「花序昔専蘭省侍、烟波今累竹符行」(出典:田氏家集(892頃)上・奉餞紀大夫累出判肥、聊因詩酒)
    2. [その他の文献]〔韋応物‐答僩奴重陽二甥詩〕
  3. 太政官(だいじょうかん)の唐名。蘭台。
    1. [初出の実例]「太政官 当唐尚書省、又号鸞台、蘭省」(出典職原鈔(1340)上)
  4. 弁官(べんかん)の異称。蘭台。
  5. 皇后の住む宮殿。皇后の寝室蘭殿(らんでん)
    1. [初出の実例]「洛中・山上・南方、打続たる哀傷、蘭省(ランシャウ)露深く、柳営烟暗して」(出典:太平記(14C後)三三)

らん‐せい【蘭省】

  1. 〘 名詞 〙らんしょう(蘭省)
    1. [初出の実例]「らんせいの花のにしきの面かげにいほりかなしき秋のむら雨」(出典:拾遺愚草員外(1240頃))

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普及版 字通 「蘭省」の読み・字形・画数・意味

【蘭省】らんしよう(しやう)

唐の秘書省。唐・白居易廬山草堂夜雨独宿~〕詩 省のの時、錦帳の下 廬山の雨の夜、庵の中(うち)

字通「蘭」の項目を見る

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