デジタル大辞泉
「尚書省」の意味・読み・例文・類語
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しょうしょ‐しょうシャウショシャウ【尚書省】
- 〘 名詞 〙
- ① 太政官の唐名。〔職原鈔(1340)〕
- ② 古く中国の中央官庁。唐代、中書・門下の両省と共に三省の一つとして、吏・戸・礼・兵・刑・工の六部を統轄する行政機関となった。長官を尚書令というが、実際にはほとんど任命されたことがなく、次官である左右僕射が代行した。
- [初出の実例]「唐令三師三公。独専二其官一。不レ
二尚書省之官員一」(出典:日本三代実録‐元慶八年(884)五月二九日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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尚書省【しょうしょしょう】
中国の官制。秦代に殿中で文書をつかさどらせたのに始まる。後漢の光武帝のころから枢機にあずかるようになり,魏晋以後は九寺の職を吸収して政務執行機関となり,唐では六部(りくぶ)(吏・戸・礼・兵・刑・工)がこれに属し,中書省・門下省とともに中央官制の中心をなした。元以後は中書省の名で呼ばれた。→三省
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尚書省
しょうしょしょう
Shang-shu-sheng; Shang-shu-shêng
中国,古代の中枢行政官庁。前漢の天子側近の秘書であった尚書が漸次政治権力のにない手となり,後漢は尚書台,魏,晋以降は省と称し,行政の中央機関に発達,隋,唐では中央3省の一つとなった。唐制では尚書都省に長官尚書令 (不常置) ,次官左右僕射 (ぼくや。ときに丞相) 以下左司,右司がおかれ,吏戸礼兵刑工の六部を分掌した。元代に中書省が一手に総括官庁の役割をになうにいたって尚書省は廃止され,明・清時代には六部が天子に直属するようになった。
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尚書省
しょうしょしょう
秦代から元代まで設けられた,中国の行政官庁の名称
本来は文書をつかさどる担当であったが前漢の武帝の没後,政務を処理する実権をもつ機関となった。隋代は中書・門下両省が国務を決裁し,尚書省はその決定事項の執行にあたった。唐代には中書・門下・尚書3省の長官を宰相とし,尚書省の下に吏・戸・礼・兵・刑・工の六部 (りくぶ) の執行機関を置いた。宋はほぼ唐制によったが元は中書省を行政の中枢にしたので,尚書省は単に財務所管の役所に降格された。1311年以後は事実上廃止された。
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尚書省(しょうしょしょう)
唐の三省の一つ。秦漢で殿中の文書をつかさどる役所であったが,後漢以後実権を持ち,その役所を尚書台,尚書省と称した。唐では政務の執行機関として六部(りくぶ)を管轄し,長官を尚書令,次官を左・右僕射(ぼくや)と称した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の尚書省の言及
【太政官】より
…〈だじょうかん〉〈おおいまつりごとのつかさ〉とも読む。また,唐の尚書省(しようしよしよう)の都省(としよう)を模した官庁であったので,尚書省,都省,鸞台(らんだい)などともいう。唐の尚書省は最高の行政官庁で,その都省は吏部,礼部,戸部,兵部,刑部,工部の六部(りくぶ)をはじめとする中央・地方の行政官庁を統轄していた。…
【三省】より
…中国,唐代に中央政府の中核を占めた中書省,門下省,尚書省の総称。中書省は天子の書記局として政策の立案と詔勅の起草を担当し,門下省は中書省から送られてきた案文を審議し,協賛したり,封駁と称する拒否権を発動したりした。…
【六部】より
…吏部は文官の人事,戸部は財政,礼部は祭祀と教育,兵部は軍事と武官の人事,刑部は司法,工部は土木に関する政務をそれぞれ担当した。魏・晋以後,中央行政機関となってきた尚書省は,5曹ないし6曹の分曹をもち,それらの曹名にも変遷があったが,唐代にいたって吏,戸,礼,兵,刑,工の六部とした。《周礼(しゆらい)》の天,地,春,夏,秋,冬の六官に淵源をもつ各部の長官を尚書,次官を侍郎といい,これら六部をおのおの四司に分け,各司に郎中,員外郎,主事などの官を置いた。…
※「尚書省」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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