デジタル大辞泉 「蛻の殻」の意味・読み・例文・類語 もぬけ‐の‐から【×蛻の殻】 1 蝉や蛇のぬけがら。もぬけ。2 人の抜け出たあとの寝床や住居。「捜査員が踏み込んだ時には、部屋はすでに蛻の殻だった」3 魂の抜け去った体。死体。[類語]空間・スペース・空き・中天・空洞・空虚・空から・空っぽ・がら空き・がらんどう・うつろ・虚うろ・虚空 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「蛻の殻」の意味・読み・例文・類語 もぬけ【蛻】 の 殻(から) ① セミやヘビのぬけがら。もぬけ。② 人の抜け出したあとの寝床や住居などのたとえ。[初出の実例]「並べし床はもぬけの殻(カラ)なり」(出典:別れ霜(1892)〈樋口一葉〉一五)③ 魂が抜け去った体。死骸。[初出の実例]「その空蝉の裳脱(モヌケ)の殻(カラ)へ、白縫が魂入りて」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)残) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例