デジタル大辞泉
「一刀両断」の意味・読み・例文・類語
いっとう‐りょうだん〔イツタウリヤウダン〕【一刀両断】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
いっとう‐りょうだんイッタウリャウダン【一刀両断】
- 〘 名詞 〙
- ① 一太刀で物をまっ二つに切ること。
- [初出の実例]「木である程に、一刀両断してのくるぞ」(出典:襟帯集(1569))
- ② 剣術の教課の一つ。小手先の技巧を用いないで、もっぱら太刀をまっすぐに振りおろすこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- ③ ( 比喩的に ) 思いきって一度にはっきりと処置すること。
- [初出の実例]「一刀両断して私欲の念を殺してのくる也」(出典:応永本論語抄(1420)顔淵)
- 「一刀両断の解決抔(など)は思ひも寄らぬ事である」(出典:三四郎(1908)〈夏目漱石〉八)
- [その他の文献]〔朱子語類‐論語〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
一刀両断
一太刀で物をまっぷたつに切ること。比喩的に、思いきって一度にはっきりと処置すること。
[活用] ―に・―の・―する。
[使用例] 一刀両断の解決などは思いも寄らぬ事である[夏目漱石*三四郎|1908]
[使用例] 奴らと同じ穴のムジナである政治家なども一刀両断で抹殺せねばならぬ[高見順*いやな感じ|1960~63]
[解説] 「一刀」は振り下ろすひと太刀、それでまっぷたつに切り分けるのが「両断」。
[類語] 快刀乱麻
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
Sponserd by 