ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西予市」の意味・わかりやすい解説 西予〔市〕せいよ 愛媛県南西部,東は宇和海に面し,西は高知県と接する東西に細長い市。 2004年4月明浜町,宇和町,野村町,城川町,三瓶町の5町が合併し発足。市役所は宇和地区卯之町 (うのまち) にある。海,山の自然景観に恵まれ,海岸部は佐田岬半島宇和海県立自然公園,四国山地に含まれる山間部は肱川県立自然公園と四国カルスト県立自然公園,および法華津峠付近は足摺宇和海国立公園にそれぞれ属する。西部の明浜,三瓶地区は漁業や真珠,ハマチの養殖が盛ん。また温暖な気候を利用し温州みかんが栽培される。中部から東部にかけての山あいでは林業,畜産のほか,野菜,シイタケ,和紙の原料となるコウゾ,ミツマタの栽培,米作が行なわれている。中心市街地の卯之町には江戸時代の町並みが残り,明浜,三瓶地区では江戸・明治期の人形芝居 (俵津文楽,朝日文楽) の伝統が引き継がれている。 JR予讃線,国道 56号線,197号線,378号線,441号線が通る。面積 514.34km2。人口 3万5388(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「西予市」の解説 西予市せいよし 2004年4月1日:西宇和郡三瓶町、東宇和郡明浜町・宇和町・野村町・城川町が合併・市制施行⇒【三瓶町】愛媛県:西宇和郡⇒【明浜町】愛媛県:東宇和郡⇒【宇和町】愛媛県:東宇和郡⇒【野村町】愛媛県:東宇和郡⇒【城川町】愛媛県:東宇和郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by