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西川流 にしかわりゅう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

西川流
にしかわりゅう

日本舞踊の流派の1つ。古くは「にしがわ」と発音した。流祖は1世西川仙 (千) 蔵 (?~1756) で,能の囃子方から歌舞伎の鳴物師に転じ,舞踊の振付の才能もあったという。2世西川扇蔵,4世西川扇蔵は振付の名人といわれ,多数の傑作を残した。

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デジタル大辞泉の解説

にしかわ‐りゅう〔にしかはリウ〕【西川流】

日本舞踊の流派の一。初世西川千蔵を流祖とするが、流儀として確立したのは2世扇蔵。江戸中期から後期にかけて、江戸の歌舞伎劇場の振り付けを行い流勢を誇った。分派として名古屋西川流正派西川流とがある。

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百科事典マイペディアの解説

西川流【にしかわりゅう】

日本舞踊の流派。宝暦年間の江戸の囃子(はやし)方西川千蔵(仙蔵)〔?-1756〕に始まる。4世〔1792-1845〕は《勧進帳》《靭猿》などで江戸三座の振付師として活躍。
→関連項目花柳寿輔花柳寿楽

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世界大百科事典 第2版の解説

にしかわりゅう【西川流】

日本舞踊の流派。初世西川千蔵(仙蔵)を流祖とする代々の西川扇蔵は歌舞伎振付師であったが,明治になり直系が絶えて歌舞伎と離れた。以後,家系は門弟筋によって継承され,現家元は10世扇蔵である。扇蔵家のほかに4世扇蔵から分かれた西川鯉三郎名古屋西川流を創立。2世鯉三郎亡きあと現家元は西川右近(1939‐ )である。別に大正初年,扇蔵家から分かれた正派西川流があり,現家元は4世西川喜洲である。【柴崎 四郎】

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大辞林 第三版の解説

にしかわりゅう【西川流】

浮世絵の一派。西川祐信を祖とする。
日本舞踊の流派の一。歌舞伎舞踊の振り付け師初代西川仙蔵が創始。二代は扇蔵と改名。現在西川鯉三郎の名古屋西川流と、東京の正派西川流とがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

西川流
にしかわりゅう

日本舞踊の一流派。
(1)(宗家)西川流 初世仙蔵に始まり、江戸中期に2世扇蔵が確立、現在まで10世を数える。藤間流の影響が濃く、縁故も深い。2世、4世が名振付師として知られ、2世は『関の扉(せきのと)』『双面(ふたおもて)』『戻駕(もどりかご)』などの劇舞踊に、4世は『勧進帳』や、また、多くの変化舞踊に傑作を残した。4世の門下から(名古屋)西川流、花柳(はなやぎ)流、七扇(ななおうぎ)流などが生まれ、さらに今日の多くの流派が派生している。
(2)(名古屋)西川流 西川鯉三郎(こいさぶろう)が流祖で、1841年(天保12)に始まる。母体である宗家西川流に、篠塚(しのづか)流や能、狂言を摂取。明治期には宗家西川流にかわる勢力を誇った。2世鯉三郎は歌舞伎(かぶき)出身の特色を生かした技芸、新味ある振付けに実力を発揮。主宰する鯉風会や名古屋おどり、また東宝歌舞伎、花街舞踊などに腕を振るい、文芸作品の舞踊化でも注目された。1983年(昭和58)没。3世家元はその長男西川右近(うこん)が継承。長女左近(さこん)は1985年、西川流鯉風派をたて、分裂した。
(3)(正派)西川流 7世扇蔵の門弟喜代春が西川喜洲(にしかわきしゅう)を名のり、1916年(大正5)に樹立。現4世に至る。[如月青子]

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世界大百科事典内の西川流の言及

【日本舞踊】より

…しかし流派はまた新しい流派や分派を生み,宗家,分家家元などの名称も生じており,現在流派の数は150を超え,今後ますます分派していく傾向にある。 振付師から出た流派では,志賀山万作を流祖とする志賀山流,江戸の振付師藤間勘兵衛から出た藤間流,西川仙蔵を祖とする西川流,幕末期から明治にかけて活躍した初世花柳寿輔が開いた花柳流,若柳吉松の若柳流や,市山七十郎の市山流等がある。また俳優の家から出たものに3世中村歌右衛門を初世とする中村流があり,同じ中村流を名のるものに,初世中村富十郎を祖とするもの,中村弥八(1703‐77)を祖とする虎治派,3世坂東三津五郎より出た坂東流があり,そのほか水木流,岩井流,市川流,尾上流等がある。…

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