見証・見所(読み)けんじょ

精選版 日本国語大辞典 「見証・見所」の意味・読み・例文・類語

けん‐じょ【見証・見所】

〘名〙
古今著聞集(1254)一六「ある人と双六を打ちけるを、隣にある越前房といふ僧きたりて見所すとて、さまざまのさかしらをしけるを」
※毛利家文書‐天文一九年(1550)七月二〇日・福原貞俊以下家臣連署起請文「御家来之喧𠵅に、具足にて見所より走集候儀、向後停止之事」
[補注]もとは「見証」と書いたか。「見所 ケンジョ」は、「温故知新書」や文明本、弘治二年本、永祿五年本などの節用集に見えるが、「名目抄」にいう「ケンショウ」の短呼に伴う当て字の定着したものと考えることもできる。

けん‐ぞ【見証・見所】

〘名〙 (「けんしょう」また「けんじょ」の変化した語か) =けんしょう(見証)
※枕(10C終)一四三「けんその人などいとおほくゐなみてあはするに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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