観天望気(読み)かんてんぼうき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

観天望気
かんてんぼうき

空模様や生物の行動から狭い地域の天気を予想する方法。偏西風帯の天気変化は東進し,高気圧低気圧通過に伴うの変化には規則性があるため,それらを経験的にとらえ,天気の予測に利用したもの。たとえば「朝焼けは雨,夕焼けは晴れ」は,低気圧・高気圧の接近をとらえたものである。また「ハチが低く飛ぶと雷雨ツバメが低く飛ぶと雨」は,湿度の高さをとらえたもので,数時間先の局地予報に有効である。

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デジタル大辞泉の解説

かんてん‐ぼうき〔クワンテンバウキ〕【観天望気】

雲やの動きなどを観察して、経験をもとに天気を予想すること。

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百科事典マイペディアの解説

観天望気【かんてんぼうき】

古来行われた天候予知の方法。天上の様子をみ,大気の動きをみて天気を予報する法。観天の法のほとんどは意味がないが,望気の法の中には気象学的にも意味のあるものが多く含まれ,天気俚諺(りげん)として伝承されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんてんぼうき【観天望気】

天気の変りを予測するため,の状況を観察すること。雲や風,(かさ),虹,視程などの光象が主な観察対象である。昔はこの方法によって天気を予測していた。今では科学的な技術が進み,重要性はうすれたが,短時間の予測には有効なこともある。太陽や月に暈がかかると雨,レンズ雲は強い風の前兆,夕焼けは晴れ,煙がまっすぐ上がると晴れ,横にたなびくと雨,などはその例である。天気俚諺【高橋 浩一郎】

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精選版 日本国語大辞典の解説

かんてん‐ぼうき クヮンテンバウキ【観天望気】

〘名〙 空や大気の状態を測定器によらずに観察し、過去の経験的な知識から天候を予測すること。
※天気予報論(1946)〈大谷東平・高橋浩一郎〉一「雲を見て天気予報を行ふ観天望気で」

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四字熟語を知る辞典の解説

観天望気

空や大気の状態を測定器によらずに観察し、過去の経験的な知識から天候を予測すること。

[使用例] 天気予報の研究は、「観天望気」(空の状況などから天気を予想すること)によって明日の天気を予想することから始まりました[中村尚*「日本の四季」がなくなる日|2015]

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