視覚障害者が触ってわかるように、道路、鉄道、河川、その他の地図記号を浮き上がらせ、点字が組み込まれた地図。点字地図ともいう。従来そのほとんどは手作りであったが、国土地理院では1993年度(平成5)から触地図の自動作成システムの開発に着手した。このシステムでは、数値地図のデータから作成したい地域の情報をコンピュータ上に呼び出し、地名や施設名を点字に変換するなどの編集作業を行い、原稿をプリンターで出力して立体コピー機(発泡剤を塗った特殊紙に複写・現像する装置)により触地図を完成させる。触地図には、世界全図や日本全図、鉄道路線図、観光案内図などのほか、歩行者用の大縮尺の地図もある。
[五條英司]
『国立特殊教育総合研究所視覚障害教育研究部編・刊『視覚障害児のための歩行用触地図教材の試作』(1996)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
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