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触地図 しょくちずtactual map

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

触地図
しょくちず
tactual map

視覚障害者のために作成された,情報を触覚的に取得できる地図。触知地図,触覚地図ともいう。1880年代に盲学校の教師が手づくりしたのが最初とされる。厚手の紙やプラスチック板などに点字や隆起させた図などを配置し,地図情報を凹凸で表示する。手や指で触れて読むことを目的とするため,触覚の分解能力の低さを考慮し,文字間隔を広くとること,使用する図形や記号を単純な形状にすることなどの工夫が求められる。近年バリアフリーの観点から各種施設での設置が進められている。また国土地理院は触地図の原稿を作成するためのソフトウェア「触地図原稿作成システム」を開発,2006年に試験公開した。

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デジタル大辞泉の解説

しょく‐ちず〔‐チヅ〕【触地図】

地形・道路・建物内の通路などを凹凸で表した地図。視覚障害者が指先で触れて読み取ることができる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

触地図
しょくちず

視覚障害者が触ってわかるように、道路、鉄道、河川、その他の地図記号を浮き上がらせ、点字が組み込まれた地図。点字地図ともいう。従来そのほとんどは手作りであったが、国土地理院では1993年度(平成5)から触地図の自動作成システムの開発に着手した。このシステムでは、数値地図のデータから作成したい地域の情報をコンピュータ上に呼び出し、地名や施設名を点字に変換するなどの編集作業を行い、原稿をプリンターで出力して立体コピー機(発泡剤を塗った特殊紙に複写・現像する装置)により触地図を完成させる。触地図には、世界全図や日本全図、鉄道路線図、観光案内図などのほか、歩行者用の大縮尺の地図もある。[五條英司]
『国立特殊教育総合研究所視覚障害教育研究部編・刊『視覚障害児のための歩行用触地図教材の試作』(1996)』

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図書館情報学用語辞典の解説

触地図

視覚障害者のために手で触って形状を認識できる地図.地図面の凹凸の表現法に工夫が求められ,研究されている.

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