言逃れる(読み)イイノガレル

デジタル大辞泉 「言逃れる」の意味・読み・例文・類語

いい‐のが・れる〔いひ‐〕【言(い)逃れる】

[動ラ下一][文]いひのが・る[ラ下二]うまくごまかして、責任をまぬがれる。言い抜ける。「何とかその場を―・れる」
[類語]ごまかすだま欺く偽るたばかるかた誑かすはぐらかす化かす言いくるめる言い紛らす言い紛らわす言い抜ける言い繕う取り繕う紛らす紛らわす一杯食わす鯖を読むお茶を濁すけむに巻く煙幕を張る目をくらます

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言逃れる」の意味・読み・例文・類語

いい‐のが・れるいひ‥【言逃・言遁】

  1. 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]いひのが・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙いいぬける(言抜)
    1. [初出の実例]「田舎びたる事をいひのがる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
    2. 「私家するとは、とが人が物を内儀でつみを云いのかるることぞ」(出典:玉塵抄(1563)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android