御茶を濁す(読み)オチャヲニゴス

デジタル大辞泉 「御茶を濁す」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「御茶を濁す」の意味・読み・例文・類語

おちゃ【御茶】 を=濁(にご)す[=濁(にご)らす]

  1. いい加減な処置をして、その場をごまかしつくろう。
    1. [初出の実例]「誠はせめをのがれむための御茶にごらすといふ物か」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)続)
    2. 「いっその事彼に自分の手柄話(てがらばなし)をしゃべらして御茶を濁すに若(し)くはないと思案(しあん)を定めた」(出典吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一)

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とっさの日本語便利帳 「御茶を濁す」の解説

お茶を濁す

お茶作法を深く知らない者が、そこそこに繕ってすることから、いい加減にその場を繕ってごまかすこと。「お茶を濁らす」とも。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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