訳知り(読み)ワケシリ

デジタル大辞泉 「訳知り」の意味・読み・例文・類語

わけ‐しり【訳知り/分け知り】

遊里事情によく通じていること。また、その人。粋人通人
物事の事情を心得ていること。また、その人。「―顔にものを言う」
[類語]大人おとな成人社会人大人だいにん成丁せいてい成年丁年ていねん壮年壮丁壮者おじさんおじちゃんおっさんおっちゃん親父おじん父ちゃん坊やおばさんおばちゃんおばん一人前分別盛りアダルト粋人通人

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精選版 日本国語大辞典 「訳知り」の意味・読み・例文・類語

わけ‐しり【訳知・分知】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 遊里の事情によく通じていること。男女間の機微をよく解すること。また、その人。粋人。通人。〔評判記色道大鏡(1678)〕
  3. 芝居の事情によく通じていること。また、その人。通。〔滑稽本・客者評判記(1811)〕
  4. 世の中、人生のことなどがよくわかっていること。また、その人。
    1. [初出の実例]「訳知りらしく落ちついた年寄りの声も」(出典:清経入水(1969)〈秦恒平〉序)

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