論弁(読み)ロンベン

デジタル大辞泉 「論弁」の意味・読み・例文・類語

ろん‐べん【論弁】

[名](スル)
(「論辨」とも書く)論じて物事理非区別を明らかにすること。
時代小説歴史との区別を少しく―する所あるべし」〈逍遥小説神髄
(「論辯」とも書く)意見主張を述べること。また、その意見。弁論
[類語]論ずる論議議論言論公論論判談義あげつらう

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精選版 日本国語大辞典 「論弁」の意味・読み・例文・類語

ろん‐べん【論弁・論辨・論辯】

  1. 〘 名詞 〙 議論して理非を明らかにすること。意見・主張を述べ説くこと。
    1. [初出の実例]「南蛮学術は正理を知らず、只形器の上に就て論辨する故に」(出典:乾坤弁説(1656)利)
    2. [その他の文献]〔礼記‐王制〕

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普及版 字通 「論弁」の読み・字形・画数・意味

【論弁】ろんべん

論じて分明にする。〔礼記王制そ民材を官にするに、必ず先づ之れを論じ、論辨して然る後之れをひ、事に任(た)へて然る後之れにす。

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