デジタル大辞泉
「論う」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あげ‐つら・う‥つらふ【論】
- 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 物事の善悪、理非などを議論する。物事の是非をただす。また、ささいな非などをことさらにとりたてて言う。
- [初出の実例]「論(アケツラフ)に諧(かな)ふときは、則ち事理(こと)自らに通(かよ)ふ」(出典:日本書紀(720)推古一二年四月(岩崎本訓))
- 「昼夜をわかたぬ種々の、見せもの茶見せ諸商人、あげつらふにいとまはあらねど」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)三)
論うの語誌
「あげ」は「挙げ」、「つらふ」は「言いずらう」「引こずらう」などの「つらふ」で動作や状態が強く長くつづくことを表わし、本来はマイナスのイメージはない。古く、書紀古訓の外には、古辞書や訓点資料に見られるだけであるが、漢文訓読によって後世に伝わった。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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