精選版 日本国語大辞典 「貴船川」の意味・読み・例文・類語 きぶね‐がわ‥がは【貴船川】 京都市左京区、貴船山のふもとを流れる川。鞍馬川に合流し、鴨川に注ぐ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「貴船川」の解説 貴船川きぶねがわ 京都市:左京区貴船村貴船川貴船北方の芹生(せりよう)峠より発し、貴船の集落を貫流して貴船口に至り、鞍馬(くらま)川と合流する。延長六キロ余。木舟川とも記される。鞍馬川とともに賀茂川の上流にあたり、平安時代以来京の人々と深いかかわりをもってきた。川のほとりにあって水の神を祀る貴船神社が、「河上の神」ともいわれて古くから崇敬されてきたことでもわかるように、その水量の増加はしばしば下流の京の町に被害をもたらしている(「師守記」康永四年七月二八日・二九日条など)。永承元年(一〇四六)七月二五日には貴布禰(きふね)社の他所への建替えが宮廷で論じられたが、それは社が「為水流損」したからであった(百錬抄)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報