食み出す(読み)ハミダス

デジタル大辞泉 「食み出す」の意味・読み・例文・類語

はみ‐だ・す【食み出す】

[動サ五(四)]一定範囲・枠から外に出る。中に入りきれないで外へあふれ出る。はみでる。「毛布から足が―・す」「見物人車道まで―・す」「既成の枠から―・した大型新人」
[類語]越える超す上回る過ぎる追い越す追い抜く凌ぐ行き過ぎる超過する突破超越凌駕過剰オーバー溢れるこぼれる溢れ出る溢れ出す満ち溢れるはみ出る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「食み出す」の意味・読み・例文・類語

はみ‐だ・す【食出】

  1. 〘 自動詞 サ行五(四) 〙
  2. 中にきちんとおさまらずに、外部へふくれ出る。すきまから外へあふれ出る。一定の範囲から一部が外へ出る。また、一定の規範に適合せず、そこからはずれる。はみでる。
    1. [初出の実例]「御いんきよはめかけのせきにはみ出され」(出典:雑俳・末摘花(1776‐1801)初)
    2. 「中から古新聞が溢出(ハミダ)してゐる」(出典魔風恋風(1903)〈小杉天外〉前)
  3. 食べ始める。食いだす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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