通計（読み）ツウケイ

デジタル大辞泉

つう‐けい【通計】

［名］(スル)部分部分を全部合わせて計算すること。総計。「年間の売り上げを通計する」
[類語]計・合計・総計・集計・合算・総和・小計・累計・通算・積算・推計・トータル・締め・延べ

つう‐げ【通^▽計】

《「つうけ」とも》知れ渡ること。広く知られること。多く「国内通計」の形で用いられる。つうけい。
「隠す隠すと私語ささやきけれども、国内―の事なれば」〈盛衰記・一三〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

つう‐けい【通計】

1. 〘 名詞 〙
2. ① いくつかの区切り、段階をひっくるめて、全体を通して計算すること。また、そのもの。全体の計算。通算。総計。合計。つうげ。
   1. [初出の実例]「若廻充_二帳内。資人_一者。亦聴_レ通_二計前労_一」(出典：令義解（718）選叙)
   2. 「合して通計(ツウケイ)八編は」(出典：人情本・春色辰巳園（1833‐35）四)
   3. [その他の文献]〔白居易‐春晩詠懐贈皇甫朗之詩〕
3. ② ＝つうげ（通計）②

つう‐げ【通計】

1. 〘 名詞 〙 ( 「つうけ」とも )
2. ① ＝つうけい（通計）①
   1. [初出の実例]「通計 資用部 ツウケ 計数分」(出典：色葉字類抄（1177‐81）)
3. ② 知れわたること。広く知られること。多く、「国内通計(こくないつうげ)」の形で用いられる。つうけい。
   1. [初出の実例]「隠す隠すと私語(ささや)きけれども、国内通計(ツウケ)の事なれば」(出典：源平盛衰記（１４Ｃ前）一三)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【通計】つうけい

総計。

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出典　平凡社「普及版 字通」