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重力レンズ ジュウリョクレンズ

デジタル大辞泉の解説

じゅうりょく‐レンズ〔ヂユウリヨク‐〕【重力レンズ】

gravitational lens》巨大な重力をもつ天体が光の経路を曲げ、レンズのようなはたらきをする現象。アインシュタイン一般相対性理論から導かれる現象で、宇宙の極めて遠方にあるクエーサーからの光が、途中の銀河・銀河団など大きな重力をもつ天体のそばを通ると、クエーサーの像が拡大されたり、二つ、三つ、多いもので六つに分離して見えたりする。円環状もしくは弧状に見える像はアインシュタインリングと呼ばれる。また、遠方の天体の見かけの明るさが増すマイクロレンズ効果も同様の仕組みで起こる。

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百科事典マイペディアの解説

重力レンズ【じゅうりょくレンズ】

大きな重力場を通ってくる光が曲げられること。凸レンズを通過したときのように曲がることからこの名がある。理論的には一般相対性理論から導かれる現象で,1919年A.S.エディントンが一般相対性理論の検証を目的に,太陽のまわりに見える星で観測を試みている。

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大辞林 第三版の解説

じゅうりょくレンズ【重力レンズ】

周囲の空間に歪みを起こして近傍を通過する光の径路を曲げ、レンズと似た働きをする強い重力場。一般相対性理論によって説明される現象で、実際に遠方の天体の光が、手前にある天体の重力レンズ効果を受けているケースが多数確認されている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

重力レンズ
じゅうりょくレンズ

重力レンズ効果」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

重力レンズ
じゅうりょくれんず
gravitational lens

重力が空間をゆがめるため光が曲げられ、重力がレンズのような作用をする現象。天体がつくる重力場を通る光を遠方から観測すると、光が屈折するようにみえる。たとえばクエーサーのなかには、手前にある銀河の重力レンズのはたらきで複数の像をつくるものが発見されている。宇宙全体が重力レンズである可能性もある。その場合、光は空間的に閉じた経路を通ることになり、過去と現在の姿が重なってみえることになる。[広瀬立成]

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世界大百科事典内の重力レンズの言及

【恒星状天体】より

…AはBより約25%明るいが,この明るさの比は光でも電波でも同じで,さらに分光器でスペクトルを観測したところ,両者とも輝線の赤方偏移1.405,吸収線の赤方偏移1.390が得られた。天球上AとBを結ぶ線上でBに近く,赤方偏移0.36の銀河が検出されており,この銀河の重力レンズ作用によって,遠方の1個の恒星状天体が二つの像に分解されたと解釈されている。【寿岳 潤】。…

※「重力レンズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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