① ウサギ科の哺乳類。体長約五〇センチメートル、尾長約五センチメートル、耳長約七センチメートル。家畜の家ウサギと比較して、後あしが長く跳躍力が強い。体の上面は灰褐色または暗褐色で、耳の先端が黒い。多くは、冬に耳の先端を除いて白色になる。各地の原野・疎林に多く、樹木の害獣となる。本州・四国・九州に分布。ニホンノウサギ。
② 野生のウサギの総称。アナウサギやその家畜種である飼いウサギに対していう。日本には本州以南にノウサギ(ニホンノウサギ)、北海道にユキウサギの亜種エゾノウサギが生息する。《 季語・冬 》