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野辺山高原 のべやまこうげん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

野辺山高原
のべやまこうげん

長野県東部,八ヶ岳の赤岳東麓の広大な斜面。南牧村川上村に属する。標高 1300~1450mの高冷地。第2次世界大戦までは原野が広く,軍用地,ウマの放牧地,ジャガイモの栽培地に利用されていたが,戦後開拓団が入植して急速に開発された。酪農と高冷地野菜の栽培を大規模に行う。避暑地としても脚光を浴び,JR中最高の標高にある駅と最高地点 (1375m) が野辺山の象徴となっている。付近に国立天文台の太陽電波・宇宙電波観測所がある。高原の一部は八ヶ岳中信高原国定公園に属する。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長野県〕野辺山高原(のべやまこうげん)


長野県東部、八ヶ(やつが)岳連峰の主峰赤(あか)岳(標高2899m)東麓(とうろく)に広がる火山灰台地一帯。酪農と高原野菜の栽培が盛ん。国立天文台野辺山電波天文台がある。南隣の山梨県清里(きよさと)とともに観光地化し、旅館・ペンションなどの施設が並ぶ。北に続く八ヶ岳高原には大規模分譲別荘地がある。JR小海(こうみ)線野辺山駅はJR駅中の最高所(同1346m)として有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

野辺山高原
のべやまこうげん

長野・山梨県境、八ヶ岳(やつがたけ)連峰の東麓(とうろく)に展開する高原。標高1300メートル前後で、野辺山原ともいう。厳冬期には-20℃以下となる高冷地で、盛夏でも25℃に達しない。近世は佐久(さく)甲州街道(国道141号)が通じ、幕府は行路者救済のためお助け集落(南佐久郡南牧村板橋)を設けた。低温と酸性の火山灰土壌、および乏水のため長く原野であったが、長野県側では昭和初年に開拓者が入り、第二次世界大戦後全国からの入植者により全面的に開拓された。現在は日本の代表的高原野菜の産地で、夏産のレタスは東京市場の60%を占める。牧場もあり、広大な高原には野菜畑やサイロのある酪農家が点在する。山梨県側は農業開拓はほとんどなく、カラマツや雑木林の中に学校の寮や民宿が点在する典型的な高原保養地。なお、東日本旅客鉄道小海(こうみ)線野辺山駅西方は標高1346メートルで、わが国の鉄道の最高所である。[小林寛義]

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