金紋(読み)キンモン

精選版 日本国語大辞典 「金紋」の意味・読み・例文・類語

きん‐もん【金紋】

  1. 〘 名詞 〙 金箔(きんぱく)で表現した家紋。家の格式を示す標識とし、大名は挟箱(はさみばこ)の表につけて行列の際の供揃(ともぞろえ)必需品とした。
    1. [初出の実例]「ししのざをたかくし、きんもんのししのかわ、にしきのしとねをしかれつつ」(出典:御伽草子・宝月童子(室町時代物語大成所収)(江戸前)上)
    2. 「金紋挟箱、長刀、褄折立傘、引戸乗物、道具二本先に令之」(出典徳川禁令考‐前集・第四・巻三八(江戸))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「金紋」の解説

きんもん【金紋】

石川日本酒。「春心」は精米歩合65%で仕込むやや甘口純米酒ほか純米大吟醸酒大吟醸酒、純米酒などがある。平成9年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は山田錦、五百万石など。仕込み水は白山連峰の伏流水蔵元の「金紋酒造」は大正2年(1913)創業所在地は小松市下粟津町。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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