日本歴史地名大系 「長門鋳銭所跡」の解説
長門鋳銭所跡
ながとちゆうせんしよあと
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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山口県下関(しものせき)市長府(ちょうふ)町安養寺の覚苑寺(かくえんじ)境内とその隣接地にあり、和同開珎(わどうかいちん)の鋳造で知られる奈良・平安時代の官営鋳銭所の遺跡。和銅年間(708~715)に開設され、一時廃止されたが818年(弘仁9)復活し、826年(天長3)9月周防(すおう)の鋳銭司(すぜんじ)(山口市)に移るまで鋳造された。寛永(かんえい)年間(1624~44)に和同開珎とその銭范(せんぱん)(銭貨の鋳型)が掘り出され、1929年(昭和4)国の史跡に指定された。第二次世界大戦後発掘の結果、坩堝(るつぼ)や鞴口(ふいごぐち)が出土し、和同開珎や銭范とともに64年(昭和39)国の重要文化財に指定された。しかし整然とした鋳銭司の遺構はみつかっておらず、工房跡も「いさんぼう」とよばれる狭い段丘上に立地し、寺院や民家が建ち保存状態が悪い。
[小野忠凞]
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