阿久根市(読み)あくね

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

阿久根〔市〕
あくね

鹿児島県北西部,東シナ海に面する市。 1952年市制。 1955年三笠村を編入。中心市街地の阿久根は古くから交通の要地として知られ,『延喜式』には英禰 (あくね) 駅の名が記されている。近世に薩摩藩の集落となった。現在は港町,漁港で商業中心地。周辺部は農業と水産業が盛んで,ワカメ,ウニ,アワビ,イセエビなどを養殖。サツマイモの生産が多く,デンプン,焼酎,水飴などに加工。明国の船長であった謝文旦 (ぶんたん) から贈られたといわれるブンタンは市の木とされ特産品となっている。かつてはツルの渡来地。海岸は海水浴場として知られ,桑島,大島などは風光明媚で阿久根県立自然公園に指定されている。市街地内に阿久根温泉 (41~45℃の食塩泉) がある。肥薩おれんじ鉄道線,国道3号線,389号線が通る。面積 134.29km2。人口 2万1198(2015)。

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