コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

雲版 ウンパン

デジタル大辞泉の解説

うん‐ぱん【雲版】

禅宗寺院で、時報の合図などとして打ち鳴らす雲形の板。青銅または鉄板製。鐘板(しょうばん)。打板(ちょうばん)。
色紙や絵などを入れる、丸形または方形の額。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雲版
うんぱん

おもに禅宗寺院で庫裡(くり)(台所)または斎堂(さいどう)(食堂(じきどう))の前にかけ、坐禅(ざぜん)をやめる(開静(かいじょう))時刻や食事の時刻を大衆(だいしゅ)に知らせるため打ち鳴らす器具。青銅もしくは鉄製の平板で雲形をなしている。粥飯(しゅくはん)が蒸しあがって火を引くときに三打するのを火版、応量器(おうりょうき)(僧侶(そうりょ)の食器)を下げるときに長打するのを長版という。浄土宗では板木(ばんぎ)や喚鐘(かんしょう)の代用として集会などの合図に用いられることがある。また色紙、短冊(たんざく)を入れて鑑賞する円形や長方形の額も雲版とよばれる。[中尾良信]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

雲版の関連キーワード宮城県宮城郡松島町松島神奈川県鎌倉市大町打板・長板飯能(市)仏具双盤開静雲形鐘板打板

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android