泉下(読み)センカ

デジタル大辞泉 「泉下」の意味・読み・例文・類語

せん‐か【泉下】

黄泉こうせんの下。死後世界あの世
[類語]煉獄地獄奈落の世のちの世後世ごせ後生ごしょう来世冥土冥府冥界幽冥幽界黄泉こうせん黄泉よみ霊界草葉の陰

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泉下」の意味・読み・例文・類語

せん‐か【泉下】

〘名〙 黄泉(こうせん)の下。死後、人の行くというところ。あの世。よみじ。冥途(めいど)
※和漢朗詠(1018頃)下「長夜に君先づ去りんたり 残んの年我れ幾何(いくばく)ぞ 秋の風に襟(きぬのくび)涙に満つ 泉下に故人多し〈白居易〉」
浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)一「師直をほろぼし、君が泉下(センカ)の御恨をはらすべし」 〔新唐書‐李景譲伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「泉下」の読み・字形・画数・意味

【泉下】せんか

黄泉。死後の世界。唐・熊孺登〔寒食野望〕詩 冢頭種(う)うること(なか)れ、るの樹を 春色は泉下の人に關せず

字通「泉」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android