青味泥(読み)アオミドロ

デジタル大辞泉 「青味泥」の意味・読み・例文・類語

あお‐みどろ〔あを‐〕【青味泥/水綿】

ホシミドロ科の緑藻総称水田・沼・池などに、長さ1メートルに及ぶ濃緑色糸状体をつくり、もつれあって浮かぶ。 夏》「―浮巣の卵かへらむと/誓子
[類語]緑藻緑藻植物紅藻紅藻植物褐藻青海苔海苔布海苔馬尾藻ほんだわら鹿尾菜ひじき水雲もずく若布昆布荒布毬藻

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精選版 日本国語大辞典 「青味泥」の意味・読み・例文・類語

あお‐みどろあを‥【青味泥】

  1. 〘 名詞 〙 ホシミドロ科の接合藻類。各地の水田、養魚池に繁茂する淡水藻。髪の毛のように細長い緑色の糸状で、細胞が一列に並び、長さ一メートル以上にも達する。細胞内には緑色のリボン状の色素体があり、らせん形にねじれ曲がっている。個々の細胞は生活上互いに独立である。繁殖分裂によるほか、平行に並ぶ二本の糸状体の細胞同士の間を連結する管ができて、双方の細胞の内容が合一して合接子を作り、繁殖する。手すきの和紙にすき込んで、苔紙(たいし)を作ることもある。あおみどり。〔博物図教授法(1876‐77)〕

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