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音部記号 おんぶきごうclef

翻訳|clef

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

音部記号
おんぶきごう
clef

音楽用語。五線上の音の絶対的な高さを決めるために,五線譜の初めに書かれる記号。現在使用されているのはト音記号ハ音記号,へ音記号の3種で,おのおのG,C,Fの文字が変化して成立した。ハ音記号にはソプラノ記号アルト記号テノール記号などがある。

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百科事典マイペディアの解説

音部記号【おんぶきごう】

楽譜の五線(五線譜)上の音の高さを決定するための記号。今日では,ハ音,ヘ音,ト音の位置を定める記号をさまざまな位置において使っている。
→関連項目音符

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世界大百科事典 第2版の解説

おんぶきごう【音部記号】

5線譜表の左端に記され,譜表上で特定の音の位置を示す楽譜記号。現在はト音記号ヘ音記号,ハ音記号の3種類が用いられる。(1)ト音記号は第2線上がト(g1)音であることを示し,高音部記号,バイオリン記号とも呼ばれる。(2)ヘ音記号は第4線上がヘ(f)音であることを示し,低音部記号とも呼ばれる。(3)ハ音記号は一般に3種類が用いられ,中央ハ(c1)音が第1線上にあるもの(a)をソプラノ記号,第3線上にあるもの(b)をアルト記号またはビオラ記号,第4線上にあるもの(c)をテノール記号と呼ぶ。

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大辞林 第三版の解説

おんぶきごう【音部記号】

譜表上の音符の位置と音の高さの関係を規定する記号。五線譜では、ト音記号・ヘ音記号・ハ音記号の三種がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

音部記号
おんぶきごう
clef英語
Schlsselドイツ語

記譜法上の記号で、音符の譜表上の位置と音の高さの関係を規定するもの。五線記譜法においてはト音記号、ヘ音記号、ハ音記号があり、譜表上で各記号の中心と一致する線が、それぞれト、ヘ、ハ音である。西洋においては、音部記号は11世紀ごろから用いられ始めたが、それは現在のヘ音記号にあたるFと、現在のハ音記号にあたるCの文字であった。15世紀に入って、ポリフォニー音楽の発展とともに楽曲に用いられる音域が拡大するにつれ、現在のト音記号にあたるG記号が用いられるようになる。18世紀に入って鍵盤(けんばん)楽曲においてF記号を左手に、G記号を右手にあてる習慣ができ、その結果、F記号=ヘ音記号は低音部記号、G記号=ト音記号は高音部記号ともよばれるようになる。ハ音記号(C記号)は、現在ではアルト記号としてビオラに、テノール記号としてチェロやテノール・トロンボーンに用いられている。[南谷美保]

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世界大百科事典内の音部記号の言及

【譜表】より

…音符や休符はこれらの線上または線間に記されるが,5線の音域を上下に3度以上越える場合は,臨時に短い加線(かせん)が加えられる。譜表に付随する記号には,このほか音部記号調号,拍子記号,縦線,複縦線,連結括弧(ブレース)などがある。音部記号によって特定の線の音高が定められ,自動的に他の線の相対音高と譜表全体の基本音域も確定される。…

※「音部記号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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