香煙(読み)コウエン

デジタル大辞泉 「香煙」の意味・読み・例文・類語

こう‐えん〔カウ‐〕【香煙/香×烟】

香をたく煙。また、線香の煙。「墓前に―が立ちのぼる」
[類語]けむりけぶり火煙白煙黒煙炊煙朝煙夕煙紫煙硝煙砲煙煙幕噴煙排煙油煙煤煙狼煙のろしすすくゆらす煙い煙たいむせっぽい

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精選版 日本国語大辞典 「香煙」の意味・読み・例文・類語

こう‐えんカウ‥【香煙・香烟】

  1. 〘 名詞 〙 香をたく時にでる煙。沈香などを焼いたとき出るかんばしい香り。また、仏前でたく香の匂い。きょうえん。
    1. [初出の実例]「願此香烟亦如是 廻作自他五種身」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
    2. 「香煙十方に遍して、仏菩薩等を供養する等云々」(出典:却癈忘記(1235)下)
    3. [その他の文献]〔王勃‐江南弄〕

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普及版 字通 「香煙」の読み・字形・画数・意味

【香煙】こう(かう)えん

よいにおいの煙。唐・王勃〔江南弄〕詩 紫露香、渺(べう)として託しし 、遙かに相ひ思ふ

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