高其佩

世界大百科事典 第2版の解説

こうきはい【高其佩 Gāo Qí pèi】

1660‐1734
中国の清代の文人画家。字は韋之,号は且園,別号は南村など多数。遼寧省鉄嶺の人。官僚の家に生まれ,漢軍鑲白旗の軍人から,父蔭により入官し,刑部右侍郎に至った。8歳より絵を学び,のち夢に筆ではなく指を用いてかく指頭画の法を得たと伝えられ,表意性の強い作品を数多く製作した。指頭画法は,のちの中国のみならず,池大雅等,日本の南画にも多大の影響を与えた。【嶋田 英誠】

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大辞林 第三版の解説

こうきはい【高其佩】

1672~1734) 中国、清初期の画家。遼陽の人。字あざなは韋之。号は且園・南村。指頭画に長じた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高其佩
こうきはい
Gao Qi-pei

[生]康煕11(1672)
[没]雍正12(1734).9.
中国,清初の画家。遼陽 (遼寧省) の人。字は韋之 (いし) ,号は且園,南村,長白山人など。旗人 (軍人) の出身で,のち官は刑部侍郎にいたった。8歳より絵を学び,夢のなかで指頭画の法を思いついたと伝えられ,その強い描線を用いて花卉,鳥獣,人物,山水などさまざまな主題を描いた。代表作は『山水雑画冊』 (アムステルダム国立美術館) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高其佩
こうきはい
(1672―1734)

中国、清(しん)代の画家。字(あざな)は韋之(いし)。号は且園(しょえん)、南村など。遼陽(りょうよう)の人。官吏となり、刑部侍郎になった。筆を用いずに指の腹や爪(つめ)を使って描く指頭画で名声があった。山水、人物、花木、鳥獣、魚といずれにも巧みで、強い墨気と覇気のあるその指頭画を世人が求めたので、筆墨画には伝わるものが少ない。指頭画法をだれに学んだかは不詳。ほかに指頭画を描いた画家に高鳳翰(こうほうかん)(1683―1743)がいるが、わが国では池大雅(いけのたいが)が有名である。[星山晋也]

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