高天原神話(読み)たかまがはらしんわ

世界大百科事典 第2版の解説

たかまがはらしんわ【高天原神話】

記紀神話には,天界高天原,地上界葦原中国(あしはらのなかつくに),地下界黄泉国(よみのくに)(もしくは根の国)という3層の神話的世界構造がみられる。それぞれに王権神話における固有の意義をにない,単に天,地上,地下というだけではない。とりわけ高天原は,王権の神聖性がそこに由来する特別の世界であった。《古事記》では,高天原は原初にすでにあったように書かれている。それは,葦原中国に蟠踞する国津神(くにつかみ)と対立する天津神(あまつかみ)の居所であった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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