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高岡城 たかおかじょう

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日本の城がわかる事典の解説

たかおかじょう【高岡城】

富山県高岡市にあった平城(ひらじろ)。同県指定史跡。日本城郭協会選定による「日本100名城」の一つ。一重、場所によっては二重の水濠に囲まれた本丸、二の丸、三の丸、明丸、鍛冶丸の5つの郭を持った城だった。天守や櫓(やぐら)などが建てられていたかどうかは定かではない。1600年(慶長5)の関ヶ原の戦いでの軍功により、徳川家康から能登・越中の2国を与えられ、加賀・能登・越中3国を領有した加賀藩の2代藩主前田利長は1605年(慶長10)に隠居、金沢城(石川県金沢市)から富山城(富山市)に居城を移した。それから4年後の1609年(慶長14)、城下の火災により城内の大半の建造物が類焼した。利長は魚津城(魚津市)に移り、幕府の許可を得て関野とよばれた場所に新城の建設と城下の整備を行った。城の縄張り(設計)は、当時、前田家の客将となっていた高山右近によるといわれる。城の完成後、利長は関野という地名を高岡に改めて、同城に入城した。しかし、1614年(慶長19)に利長は死去し、大坂夏の陣後の一国一城令により高岡城は廃城となった。しかし、魚津城同様、城の建物・施設は破却されず、高岡町奉行所の管理のもとに、加賀藩の米蔵・塩蔵・火薬蔵・番所などが置かれ、城としての機能は保持された。城内の米蔵などは1821年(文政4)の大火でほぼ全焼したが、その後再建され、明治時代に入り、城跡に射水郡議事堂が建設されるまで残った。1875年(明治8)には高岡古城公園がつくられ、ソメイヨシノ、エドヒガンザクラ、ヤマザクラなど23種約2700本の桜の名所となっている。城跡に建物の遺構はないが、石垣や堀はそのまま残っている。また、公園内には現在、射水神社高岡古城公園動物園、高岡市民会館、高岡市立博物館、高岡市民体育館などの施設がある。JR北陸本線高岡駅から徒歩約10分、または同駅からバスで大手町下車、徒歩約2分。JR氷見線越中中川駅から徒歩約5分。

出典|講談社
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