射水神社(読み)イミズジンジャ

  • いみずじんじゃ いみづ‥
  • いみずじんじゃ〔いみづ〕
  • 射水(いみず)神社

百科事典マイペディアの解説

富山県高岡市に鎮座。旧国幣中社。二上(ふたのぼり)神をまつる。古く越中の総鎮守として二上山にまつられた。延喜式内の名神大社とされる。例祭(4月23日)には築山神事が行われる。ほかに火祭(1月14日)。祭神の等身大の木造男神座像は平安後期作とされ,重要文化財。

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世界大百科事典 第2版の解説

富山県高岡市古城公園に鎮座。もと北方の二上山の麓にあったが,1875年現在地に遷座した。二上山は双峰霊山で,二神の山と仰がれ,神社も二上(ふたがみ)神社あるいは二上権現と呼ばれたが,《延喜式》には〈射水神社〉とある。伊弥頭(いみず)国造の祖神をまつるといわれるが,いまは祭神名を二上神としている。早くから記録にあらわれ,859年(貞観1)には正三位の神階に昇り,延喜の制では名神大社に列した。後に越中の一宮となったこともある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

富山県高岡市古城に鎮座。祭神は二上神(ふたかみのかみ)。『万葉集』にも詠まれた二上山の山麓(さんろく)に創建されたと伝えるが、年代は不詳。「いみず」は忌水すなわち神聖な川の意で、富山県北西部の地域名である。『先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)』に成務(せいむ)天皇の代に宗我(そが)(蘇我)氏と同祖の武内宿禰(たけしうちのすくね)の孫大河音足尼(おおかわとのすくね)が伊弥頭国造(いみずのくにのみやつこ)に定められたとあり、二上神はその祖神であるともいわれる。780(宝亀11)12月従(じゅ)五位下に叙し、累進して清和(せいわ)天皇の859年(貞観1)に正三位(しょうさんみ)を授かり、『延喜式(えんぎしき)』では名神(みょうじん)大社に列している。旧国幣中社。1875年(明治8)に二上山麓から現社地(高岡城本丸跡)に遷座。例祭4月23日。旧社地にある射水神社は、氏子の願いによって祀(まつ)られた分社であったが、1896年独立、平安中期の男神坐像(ざぞう)(国の重要文化財)を所蔵し、古風な筑山(つきやま)神事を伝えている。

[菟田俊彦]

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精選版 日本国語大辞典の解説

富山県高岡市古城にある神社。旧国幣中社。祭神は二上神(ふたかみのかみ)。伊彌頭(いみず)国造の祖神をまつり、もと二上山にあり二上権現とも呼ばれた。明治八年(一八七五)現在地に遷座。式名神大社。越中総鎮守。

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