改訂新版 世界大百科事典 「高橋栄清」の意味・わかりやすい解説
高橋栄清 (たかはしえいせい)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…当初は5世山彦河良作曲の河東節と掛合で作られたが,その河東節のほうは絶え,山田検校門下きた女作曲といわれる箏歌と掛合で行われる。山田流箏曲としても,一中節掛合物として演奏されるが,その場合,一中節の部分を,必ずしも一中節の演奏者が分担するとは限らず,初世高橋栄清が箏の手を付けたものに基づいて,山田流の演奏家が分担するのが普通。能に基づき,部分的に詞章を補ったり省略したりしてある。…
…門下に,山喜田(山千代)翠風一検校,山谷清風一検校などがあり,その他本来は山木派の山多喜(山田喜・山滝)栄松一検校(後名松調)も山勢に師事したといわれる。その門から高橋栄清の師の櫛田栄清が出た。 2世山勢(1812‐68∥文化9‐明治1)は,糸魚川の杉本茂右衛門の長男。…
※「高橋栄清」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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