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海跡湖 かいせきこsea relic lake

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海跡湖
かいせきこ
sea relic lake

かつて海であった場所が,外海から隔離されてできた湖や沼沢。成因的には堰止湖 (せきとめこ) が多い。海跡湖は,(1) 砂州砂嘴の発達によって海湾の一部が海からへだてられたもの (例:サロマ湖) ,(2) 陸繋島と陸岸を結ぶ2本のトンボロに囲まれてできたもの (例:イタリアのオルベテロ湖) ,八郎潟はこのタイプと考えられてきたが,最近の調査によれば二重トンボロではないらしい,(3) 沿岸州砂丘が海岸に発達し,入江や河口をせきとめてできたもの (例:湖山池,東郷湖) ,(4) 海進海退あるいは陸地の沈降,隆起などによってできたもの (例:宍道湖) など種々のタイプに区分される。また砂州や砂嘴などの沿岸堆積物によって外海からへだてられてはいるが,直接あるいは間接に海の影響 (海水の侵入,潮汐の変化) を受け,比較的水深が浅い湖や沼沢を潟湖 (せきこ) あるいは (かた) と呼んでいる。

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百科事典マイペディアの解説

海跡湖【かいせきこ】

かつて海だった所が砂丘,砂嘴(さし),砂州の発達により海岸の湖沼となったもの。一般には潟湖(かたこ)である。北海道のサロマ湖静岡県浜名湖等。

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大辞林 第三版の解説

かいせきこ【海跡湖】

砂嘴さしや砂州、沿岸州などが発達して海の一部を閉じこめてできた湖。能取湖のとろこやサロマ湖などはその例。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

海跡湖
かいせきこ

かつて海であった所が海と切り離されて内陸に封じ込められてできた湖沼。アルプス造山運動と同時期に、ユーラシア大陸の古地中海(テチス海)は大規模な造陸運動によってカスピ海アラル海を生じた。巨大な海跡湖はこのような造陸運動に起因してつくられたと考えられるが、このほか、砂嘴(さし)や砂州によって湾や海岸線のくぼみが海と切り離されて生じた海岸湖沼や潟湖(せきこ)もこれにあたり、さらには、気候変動に伴う海進や海退が深く関連することがある。海岸線の長い日本列島には、北海道のサロマ湖や秋田県の八郎潟など、この成因の湖が多い。[中尾欣四郎]
『平井幸弘著『湖の環境学』(1995・古今書院) ▽堀江正治著『日本の湖』(日経新書)』

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世界大百科事典内の海跡湖の言及

【砂州】より

…海岸線に平行して沖合に発達する砂州はとくにバリアbarrier(沿岸州)とよばれ,アメリカ合衆国大西洋岸では大規模なバリアが発達する。砂州によって出口をふさがれた湾は潟湖(ラグーン)または海跡湖とよばれる。【米倉 伸之】。…

※「海跡湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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