田中伝左衛門(10代)(読み)たなか でんざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中伝左衛門(10代)」の解説

田中伝左衛門(10代) たなか-でんざえもん

1880-1955 明治-昭和時代の歌舞伎囃子(はやし)方。
明治13年2月2日生まれ。落語家三遊亭金朝の次男。9代伝左衛門の弟子。のち5代尾上菊五郎の弟子分となり柏扇吉(初代)を名のる。明治44年10代を襲名帝国劇場の専属囃子方,ついで初代中村吉右衛門一座の囃子頭をつとめた。昭和30年2月22日死去。75歳。東京出身。本名は赤田礼三郎。初名は源助俳名は凉月。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android