CGI(読み)しーじーあい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「CGI」の意味・わかりやすい解説

CGI
しーじーあい

ウェブサーバーが、ブラウザーからの命令で外部プログラムを使って処理を行うための仕組みの一つ。コモンゲートウェイインターフェースCommon Gateway Interfaceの略称である。

 ウェブサーバーの基本機能は文書表示などをするだけの静的なものであるが、そこに外部プログラムとの間で連携して処理を行うためのインターフェースであるCGIを組み込むことで、動的なページ(表示内容がその場で変化する)にすることができるようになる。情報の流れとしては、ユーザーのパソコンのブラウザーからウェブサーバーに命令が出される。それを受けたサーバーがHTMLに組み込まれたCGIによって、ゲートウェイ(ネットワークを中継する機器やソフトウェア経由で外部プログラム(CGIプログラム)に処理を依頼する。その結果がHTMLとしてサーバーに出力され、ユーザーがそれをブラウザー上で確認できるようになる。CGIの使われる例としては、電子掲示板の読み書き、ウェブページ上でのアンケートへの回答、アクセスカウンターの累計、ブログシステムなどがあげられる。言語にはperl(パール)などがよく使われる。同様な働きをするものに、SSI(Server Side Include)やPHP(Hypertext Preprocessor)などのプログラム技術がある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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