1995年にマイクロソフト社がWindows 3.1の後継として開発・発売したパソコン用オペレーティングシステム(OS)。本格的なGUIを備える。発売当初の数週間で出荷数は700万を超え、パソコンの普及に貢献した。Windows 95は、MS-DOSの動作するPC/AT互換機上で使えるように設計されており、日本国内ではNECのPC-9821シリーズなどのプラットフォームに独自にOSを移植し、動作できるようにしたバージョンも存在した。実行に必要な環境は386DX以上のCPU(中央処理装置)と4メガバイト以上のメモリ(RAM)。インストール用のディスクは、フロッピーディスクおよびCD-ROMフォーマットで用意され、12か国語に対応していた。
OSの特長は、32ビット化されたAPI、複数の作業がこなせるマルチタスク処理、Mac OSに対抗できるユーザー・インターフェース、ネットワーク機能の強化、マルチメディア機能の搭載、ロングファイルネームのサポート、接続された周辺機器を自動的にOSが認識するプラグ・アンド・プレイ(PnP)など、コンピュータに触れたことのない人でも簡単に扱える操作性を訴求した。インターフェース上での最大の特徴は、スタートメニューを表示させるためのスタートボタンやタスクバー、各ウィンドウでの「最小化」「最大化」「閉じる」ボタンの新設であった。また、バージョンアップ版のWindows 95 OSR2からは、インターネットプロトコルのTCP/IPやブラウザのInternet Explorer 3.02を標準装備するなど、当時普及し始めたインターネットを強く意識した最初のOSでもあった。後継はWindows 98である。
[編集部]
…Windows系のOSが主要になってからは,その背後でしか動かない。Windows95/98には統合された。OS/2,OS/2ワープIBMのパソコン向けのOS。…
※「Windows95」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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