仁王門(読み)ニオウモン

デジタル大辞泉 「仁王門」の意味・読み・例文・類語

におう‐もん〔ニワウ‐〕【仁王門】

仁王像を左右に安置してある社寺の門。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仁王門」の意味・読み・例文・類語

におう‐もん ニワウ‥【仁王門】

〘名〙 仁王の像を左右に安置してある社寺の門。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※東路記(1685)江戸より日光行道の記「二王門の内に入て、左に行」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「仁王門」の意味・わかりやすい解説

仁王門【におうもん】

仏寺守護神として,2体の金剛力士を安置する楼門。仁王を安置し,寺門を守る風はインドバールフット塔門に例があり,日本では法隆寺西院の中門が最古例。また東大寺南大門の運慶・快慶作仁王像が最大とされる。真言宗天台宗では,四天王のうち,持国増長を安置し,二天門と称するものもある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「仁王門」の意味・わかりやすい解説

仁王門
におうもん

寺院を守護する金剛力士を安置した寺院の門。比較的初期の仏教文献に,門の左右にヤクシャ (夜叉) を配することが記され,インドにも同様の例がある。奈良時代から日本でも盛んに行われた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

防府市歴史用語集 「仁王門」の解説

仁王門

 仁王[におう](金剛力士[こんごうりきし])の像を左右に安置した門のことです。寺の中に悪いものが入りこまないように置かれた門です。

出典 ほうふWeb歴史館防府市歴史用語集について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android