含水炭素(読み)ガンスイタンソ

デジタル大辞泉 「含水炭素」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「含水炭素」の意味・読み・例文・類語

がんすい‐たんそ【含水炭素】

  1. 〘 名詞 〙 炭素水素酸素からなる化合物総称。見かけ上、炭素と水が結合してできているところからいう。炭水化物の旧称。
    1. [初出の実例]「蛋白質と澱粉と含水炭素(ガンスイタンソ)等分に混ぜて」(出典茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉大食俳優)

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世界大百科事典(旧版)内の含水炭素の言及

【栄養】より

…一般式はCm(H2O)nで表される。すなわち炭素と水とが化合した形のものであり,この意味から含水炭素とも呼ばれていた。炭水化物には多数の種類があるが,なかでもデンプン,ショ糖,乳糖が重要である。…

【炭水化物】より

単糖すなわちアルデヒド基かケトン基をもつ多価アルコールを構成成分とする化合物と定義される。その多くは(CH2O)nで示される分子式をもち,あたかも炭素に水が結合しているかのような印象を与えるので炭水化物という名称が生じ,かつては含水炭素とも呼ばれた。炭水化物は単糖monosuccharide,少糖olygosuccharide,多糖polysuccharideおよびそれらの誘導体にほぼ大別される。…

※「含水炭素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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