猫も杓子も(読み)ネコモシャクシモ

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精選版 日本国語大辞典 「猫も杓子も」の意味・読み・例文・類語

ねこ【猫】 も 杓子(しゃくし)

  1. なにもかも。だれもかれも。
    1. [初出の実例]「生れては死ぬるなりけりをしなべてしゃかもだるまもねこもしゃくしも」(出典:咄本・一休咄(1668)一)

猫も杓子もの補助注記

語源については楳垣実の「猫も杓子も」に諸説があげられている。( イ )「禰子(ねこ)釈氏(しゃくし)も(神主僧侶も)」の意の変化したものとする滝沢馬琴の説、( ロ )「女子(めこ)も弱子(じゃくし)も(女も子どもも)」の意とする落語横丁隠居」の説、( ハ )杓子は主婦をさすもので、家内総出の意かとする説など。

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ことわざを知る辞典 「猫も杓子も」の解説

猫も杓子も

なにもかも。だれもかれも。

[解説] 語源については「しゃくも(神主も僧侶も)」の変化したものとする滝沢馬琴の説、「じゃくも(女も子どもも)」の意とする落語「横丁の隠居」の説、杓子は主婦をさすもので、家内総出の意かとする説などがあります。

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