百練抄(百錬抄)(読み)ひゃくれんしょう

百科事典マイペディア 「百練抄(百錬抄)」の意味・わかりやすい解説

百練抄(百錬抄)【ひゃくれんしょう】

鎌倉時代末期に成立した編年体通史。全17巻のうち初めの3巻が欠落している。著者は不明だが,鎌倉後期の公家と考えられる。冷泉(れいぜい)天皇(在位967年−969年)から後深草(ごふかくさ)天皇(在位1246年−1259年)までの歴史漢文で記しており,平安中期から鎌倉中期に至る政治社会の動きなどを知ることのできる好史料。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android