…ただし通過儀礼の際の贈答品は食物に限られてはおらず,妊娠祝の岩田帯,出産の産着,成人式のふんどしや腰巻,結婚祝の帯や下駄,還暦の赤い帽子と袖なしなど一連の衣類が古くから用いられたが,これは単なる祝福のしるしではなく地位や身分の変更を社会的に承認するしるしでもあったとされている。 贈物は経済取引とは違いつねに返礼の義務を生み,社会関係の強化と一体感を創出する機能を持っている。とくに日本で現在でも贈答が重視され多用されるのは,贈答品の品目によって相手の心がわかるとさえいわれ,また〈まごころの贈物〉などと称されるように,贈答が物を媒介とした心情表現の一手段となっていることが大きい。…
※「返礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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