透視図法(読み)トウシズホウ

関連語 透視法 名詞

精選版 日本国語大辞典 「透視図法」の意味・読み・例文・類語

とうし‐ずほう‥ヅハフ【透視図法】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 地図投影法一つ地球中心を通り投影面に垂直な直線上に置いた視点から地表を投射する図法。視点を地球外の無限遠に置いたものを正射図法、地球の球面上に置いたものを平射図法、地球の中心に置いたものを心射図法という。透視画法。投射図法。〔英和和英地学字彙(1914)〕
  3. とうしほう(透視法)

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最新 地学事典 「透視図法」の解説

とうしずほう
透視図法

perspective projection

(1)ブロックダイヤグラムの作図法の一種。一般に二点透視図法が用いられる。画面に対して斜めに向いている原図形ABCDをまず描く。次に視点Eと目の高さHを定める。これによってブロックを眺め下ろす角度が決まる。Hを通る水平線XYを引き地平線とする。EからAB, AD平行にEX, EYを引く。交点X, Yは焦点となる。XAとBE, YADEを結び,それぞれの交点をK, Mとする。XMとYKとを結び交点をLとすると,AKLMはブロックの透視図となる。これを地形図上の各範囲ごとに行えばよい。X, Yの2点をいずれか1点に収斂れんさせれば,一点透視図となる。[鈴木 尉元]
(2)地図投影法の一種。

参照項目:投射図法

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世界大百科事典(旧版)内の透視図法の言及

【アナモルフォーズ】より

…絵画や素描において描かれた歪像のことで,特定の視点から見たり,器具を使用すると正常に見えるものをいう。この言葉はギリシア語のana(再),morphē(形成)に由来しており,17世紀から用いられたが,この種の現象や作例は透視図法(線遠近法)の使用に伴って15世紀以来知られていた。透視図法によって三次元空間を平面上に再現するには,厳密には固定された唯一の視点が必要であるが,反面ではその視点以外では描かれた空間や図形に〈ひずみ〉が生ずることになる。…

【遠近法】より

…中世ヨーロッパでは光学と同義に用いられた。狭義には線的遠近法あるいは透視図法と訳されるが(透視図),広義には絵画・浮彫などの二次元的造形表現における空間知覚の表現方法のすべてに適用される。自然主義的な絵画や浮彫は,三次元的な空間と個体およびそれら相互の関係から成り立つ現実を二次元に表現しようとするものであるから,多少なりとも現実的世界に似た表現を企てる芸術作品は,すべてその固有の遠近法をもっていると考えることができる。…

【幾何学】より

…解析幾何学に対し,ユークリッド流に図形を直接考察する幾何学を総合幾何学,または純粋幾何学という。
[射影幾何学]
 ルネサンス期のレオナルド・ダ・ビンチやA.デューラーのような芸術家たちによって始められた透視図法(遠近法)は,その後も技術的立場から研究され,17世紀には幾何学のこの方法による研究がG.デザルグやB.パスカルによって始められた。透視図法は空間の図形を1定点から射影して平面上に投影し,この投影図によって原図形を表現するという方法で,まさに写真による表現法である。…

【比例】より

…中世の音楽と建築は,古典古代の人体寸法を基にした比例とは異質の,きわめて人工的で超越的な比例秩序を共通の基盤にしていたといえる。 ルネサンスに入ると,再びウィトルウィウスを基礎とする比例理論が建築の中心課題となり,ここでもまたピタゴラスの理論が重要な手がかりとされたが,しかし人体的比例の堅持と,それに加えて透視図法的な,一定の視点からの三次元的比例が主たる関心事となった。L.B.アルベルティ,フランチェスコ・ディ・ジョルジョ・マルティーニ,レオナルド・ダ・ビンチといった当時の代表的比例理論家たちは,音楽用語を用いて建築の比例を論じ,調和級数によって空間の奥行きの比例を決定しようとしていた。…

※「透視図法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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