無限遠(読み)ムゲンエン

百科事典マイペディアの解説

無限遠【むげんえん】

平面上の2直線は一般に一点で交わるが,平行なときは交点がない。そこで平行な2直線は無限遠点という仮想の点で交わると考える。また方向の異なる平行2直線は異なる無限遠点で交わるものとし,無限遠点はすべて仮想的な一直線上にあると考えて,これを無限遠線という。このようにきめると,〈異なる2点を通る直線はただ一つである〉〈異なる2直線は常に一点で交わる〉などが無限遠点を含めて一般に成り立つ。平面に無限遠点,無限遠線を付加したものが射影平面(2次元射影空間)。

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カメラマン写真用語辞典の解説

無限遠

 被写体が非常に遠い距離にある場合、レンズの距離目盛を∞に合わせると、ピントが合う。こういう非常に遠い撮影距離のことを無限遠と言い、焦点距離の数千倍が実用上無限遠ということになっているが、その数値はメーカーによって多少違う。なお、レンズの距離目盛は∞を行きすぎるようになっているので、きちんと∞マークに合わせるか、ファインダーでちゃんとピント合わせをしたほうがいい。無限遠は日本語では無限大と呼ばれることもあるが、正確には無限遠である。また、英語のinfinityから「インフ」と略することも多い。

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精選版 日本国語大辞典の解説

むげん‐えん ‥ヱン【無限遠】

〘名〙 限りなく遠いこと。
※自然科学的世界像(1938)〈石原純〉一「之等の式に対して無限遠に於ける不定な限界条件を避けようとしたからである」

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