精選版 日本国語大辞典 「金波」の意味・読み・例文・類語
きん‐ぱ【金波】
〘名〙
※懐風藻(751)月夜坐河浜〈葛井広成〉「雲飛低二玉柯一、月上動二金波一」
② 月。また、月の光。
※性霊集‐一(835頃)贈良相公詩「機水多塵濁、金波不レ易レ従」
※読本・椿説弓張月(1807‐11)続「頃しも秋の最中なれば、金波(キンハ)苫を漏り、玉兎浪を走り」
③ 縞糸織または縞平袴地の地合を平織りにし、縞の部分を斜文(しゃもん)織りあるいは繻子(しゅす)織りとしたもの。
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