シンプリキオス Simplikios
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 530年頃活躍したギリシアの哲学者。アンモニオスやダマスキオスに学び新プラトン主義を奉じた。ユスチニアヌス帝によるアテネのアカデメイア閉鎖後 (…
アカデミー
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] academy [フランス語] académie )① 紀元前三八七年頃、古代アテネのアカデメイアの森にプラトンがつくった学園。また、プラトン…
ペリパトス学派 (ペリパトスがくは)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 逍遥学派ともいう。プラトンが遊歩しながら講義した習慣に由来する名で,本来アカデメイア出身のアリストテレスらを指したが,以後はもっぱらアリス…
新プラトン主義 しんプラトンしゅぎ Neoplatonism
- 旺文社世界史事典 三訂版
- プロティノスによって確立された古代哲学最後の学派。「ネオプラトニズム」3世紀にアレクサンドリアで始まり,プラトンを始祖としながらも,ギリシア…
クリシッポス くりしっぽす Chrysippos (前279ころ―前206ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシアのストア学派の哲学者。小アジアのソロイの人。アテネに出てアカデメイアに入ったが、その懐疑論に飽き足らず、ゼノンの弟子クレアンテ…
プラトン Platon
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前427〜前347古代ギリシアの哲学者ソクラテスに学び,師の死後諸国を旅したのち,アテネに帰って学園アカデメイアを創立し,教育と著述に専念した。…
カルネアデス かるねあです Karneadēs (前214/213―前129/128)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- キレネ出身の古代ギリシアの懐疑派の哲学者。新アカデメイアを設立した。ストア派を独断論としてもっとも強く批判した。ストア派は真理の基準として…
プラトン
- 百科事典マイペディア
- 古代ギリシア最大の哲学者。アテナイの貴族出身。ソクラテスの弟子。師の死後,各地を旅行し,前387年ころアカデメイア(アカデミー)を創設,以後没…
アカデミー academy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- プラトンがアテネの近郊,アカデモス神を祀った神域に学園アカデメイアを開いたのが起源。学士院のような学界の最高機関や,高等機関をはじめ,種々…
フィロン[ラリッサ] Philōn of Larissa
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前160頃.テッサリア,ラリッサ[没]前80頃.ローマギリシアの哲学者。ラリッサでカルネアデスの弟子カリクレスに学んだのち,アテネに出てクレイト…
ムーセイオン むーせいおん Mouseion ギリシア語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシアの学府で、プトレマイオス朝のエジプト、アレクサンドリアの学術研究所(前3世紀の初めの創立)がもっとも著名。ミュージアムmuseum(博…
***a・ca・de・mia, [a.ka.đé.mja]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [女]1 (学術・芸術等の)アカデミー,学士院,芸術院;学会.Academia de Ciencias [Historia]|科学[歴史]アカデミー.Real Academia Espa…
アイスキネス(哲学者) あいすきねす Aischinēs
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。紀元前5~前4世紀ごろのギリシアの哲学者。アテネの人。ソクラテスの徒で、「ソクラテス対話篇(へん)」を書いた。『ミルティアデス』『…
スペウシッポス すぺうしっぽす Speusippos (前407ころ―前339)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシアの哲学者。プラトンの甥(おい)で、彼の死後アカデメイア学頭(前347~前339)の地位を継いだ。「いまの人々にとっては哲学とは数学的諸…
プロクロス ぷろくろす Proclos (411ころ―485ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ローマ末期、ギリシアの新プラトン学派の哲学者。リキアのクサントスの人。アテネのプルタルコスの弟子で、アカデメイアの学頭。プロティノスの…
あかでめ【アカデメ】
- 改訂新版 世界大百科事典
**a・ca・dé・mi・co, ca, [a.ka.đé.mi.ko, -.ka]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形]1 学問的な,学術的な;アカデミックな.desde el punto de vista académico|学問的な見地から.investigación académica…
プロクロス Proklos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]410. コンスタンチノープル[没]485. アテネ新プラトン派 (アテネ派) の代表的哲学者。アレクサンドリアでオリンピオドロス,アテネでプラトンの…
セクストス・ホ・エンペイリコス せくすとすほえんぺいりこす Sextos ho Empeirikos
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。2~3世紀ごろ古代ギリシア懐疑派の最後の哲学者。経験主義的医者でもあって、エンペイリコスの名もそれに由来する。彼によれば、論証の…
アリストテレス Aristoteles[ギリシア],Aristotle[英]
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前384~前322プラトンと並ぶギリシアの大哲学者。その学識は経済,政治,歴史,倫理,心理,論理,美学,生物学に及ぶ比類なき大学者でもある。アカ…
懐疑学派 かいぎがくは skeptikoi; skeptics
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 西洋古代における哲学の一派で3期に分けられる。 (1) 古懐疑派 プロタゴラスやゴルギアスの思想をふまえ,ピュロンが懐疑論を体系化。それゆえ懐疑…
ギリシア哲学史(年表) ぎりしあてつがくしねんぴょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 前古典期(ソクラテス以前)B.C.624ころ タレス生まれる(イオニア学派)B.C.610ころ アナクシマンドロス生まれるB.C.585ころ アナクシメネス生まれ…
懐疑論 (かいぎろん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 〈検討〉を意味するギリシア語skepsisに由来する西洋哲学用語(英語ではskepticism)の訳として用いられる語。人間的認識の主観性と相対性を強調して…
新プラトン学派 しんぷらとんがくは neo-Platonistic school
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- プラトンの哲学をもとに自らの体系をつくりあげた、古代ギリシア最後の大哲学者プロティノス(3世紀)、およびその学統を継ぐ派をいう。彼の弟子ポル…
プラトン Platōn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前428/前427. アテネ[没]前348/前347. アテネギリシアの哲学者。アテネの名門に生れ若くしてソクラテスと交わり,最も正義の人と信じてやまなか…
懐疑派 かいぎは skeptikoi
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ヘレニズム時代の哲学の一学派。懐疑の原語である「スケプシス」skepsisというギリシア語は元来探究という意味であった。しかし探究はしばしば袋小路…
アイネシデモス あいねしでもす Ainesidēmos
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。1世紀ごろのギリシア懐疑派の哲学者。クノッソス出身。著作は残っていないが『ピュロン式議論』などが知られている。彼の哲学の目的は、…
アリストテレス Aristoteles
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前384〜前322古代ギリシアの哲学者マケドニアに生まれ,アテネのアカデメイアでプラトンに学び,少年時代のアレクサンドロス大王を教育した。その後…
エウドクソス[クニドス] Eudoxos of Cnidus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前400頃.小アジア,クニドス[没]前355頃.クニドス古代ギリシアの数学者,天文学者,地理学者。プラトンのアカデメイアの一員。エジプトに一時滞…
新プラトン主義【しんプラトンしゅぎ】
- 百科事典マイペディア
- 3世紀以降,プラトン哲学と新ピュタゴラス主義,アリストテレス主義,ストア主義等を折衷総合して成立した,形而上学・神秘的色彩の濃いギリシア哲…
デメキン でめきん / 出目金
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硬骨魚綱コイ目コイ科のキンギョの1品種。中国原産で、両眼が左右に突出して大きいのが特徴。体色により、アカデメキン、クロデメキン、サンショクデ…
プロクロス Proklos 生没年:410ころ-485
- 改訂新版 世界大百科事典
- アテナイで活躍したギリシア哲学者。コンスタンティノープルの生れ。キリスト教の感化力が強まる時代の中で,あくまでギリシア哲学の伝統を護持した…
アカデミア[羅]
- 大学事典
- アカデミー(academy; académie[仏]; Academie[独])などの語源となったアカデミアは,多様な意味を持つ。起源としては,紀元前4世紀にプラトン…
ヘラクレイデス(ポントスの) Hērakleidēs 生没年:前390ころ-?
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代ギリシアの哲学者,天文学者。黒海南岸のポントスの生れ。プラトンのアカデメイアに入り,プラトン,アリストテレスに師事。当時の〈哲学者〉の…
ピロン(古代ギリシア哲学者) ぴろん Pyrrhōn (前360ころ―前270ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エリス出身の古代ギリシア懐疑派の創始者。ピュロンともいう。彼の思想によってピロニズム(ピュロニズム)という懐疑論の呼称が生まれた。当時の哲…
赤出目金
- デジタル大辞泉プラス
- 金魚の一種。体色が赤の出目金で、出目金の中では最初に固定化されたもの。
ゼノン[ストア] Zēnōn; Zeno the Stoic
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前334頃.キプロス,キティオン[没]前262/前261. アテネギリシアの哲学者,ストア派の祖。キプロスのゼノン,キティオンのゼノンともいわれる。若…
修辞学校 (しゅうじがっこう) rhetorical school
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代ギリシアおよびローマにおける,おもに修辞学を教える弁論家養成のための学校。古代ギリシアでは民主政治の発展とともに政界進出の技能としての…
アカデミズム academism
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 美術プラトンはアテネ郊外のアカデメイアを中心に学問を講じたが,ここでは俗塵を離れてひたすら真理を探究する精神が称揚された。アカデミ…
でめ‐きん【出目金】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 金魚の一品種。両眼が大きく左右に突き出ている種類。体形はリュウキン形で、体色の赤いアカデメ、黒いクロデメ、および白地に青・赤・黒…
ムセイオン Mouseion
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代ギリシアのいわば学堂で,とくにヘレニズム時代アレクサンドリアの学術研究所を指す。ラテン語ではmuseumで,これがそのままヨーロッパ各国語で…
アリストテレス
- 百科事典マイペディア
- 古代ギリシアの哲学者。マケドニア王の侍医ニコマコスの子としてスタゲイラに生まれる。前367年アテナイに出てアカデメイアに入り,プラトンに学んだ…
国家 (こっか) Politeia[ギリシア]
- 改訂新版 世界大百科事典
- プラトンの著作(対話編)。全10巻から成り,彼の主著といえる。《饗宴》や《ファイドン》につづいて50歳代に執筆され,完成は前375年ころと推定しう…
ピコ・デラ・ミランドラ ぴこでらみらんどら Giovanni Pico della Mirandola (1463―1494)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イタリア・ルネサンス期の哲学者。北イタリア、ミランドラの領主の子として生まれる。14歳にしてボローニャで教会法を学び、フェッラーラで文学、哲…
ルキアノス るきあのす Lucianos (120ころ―180ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- シリア生まれのギリシア語による作家。イオニアで修辞学とアッティカ風散文(擬古文)をマスターし、ギリシア、イタリア、ガリアを遊歴して法廷弁護…
ムカデメリベ
- 改訂新版 世界大百科事典
- →ウミウシ
アカデミー academy
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 美術高等教育機関の呼称,また学術団体の総称。古代アテナイ近郊にあったプラトンの学園アカデメイアに由来する。アカデメイアはもともとが…
フィチーノ ふぃちーの Marsilio Ficino (1433―1499)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イタリア・ルネサンス期の哲学者。フィレンツェの近くに生まれる。父親は医学を学ぶことを希望したが、プラトン研究に熱意をもつコジモ・デ・メディ…
折衷主義 せっちゅうしゅぎ eclecticism 英語 éclectisme フランス語 Eklektizismus ドイツ語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 折衷とは一般にあれこれと適当に取捨することで、思想、見解、意見などの相異なり矛盾する要素までも選択しまとめることをいう。思想、哲学上の見解…
メイア
- 百科事典マイペディア
- イスラエルの女性政治家,首相。旧称Goldie Myerson,旧姓Mabovich。ウクライナのキエフ生れ。1906年米国に移住,ウィスコンシン州ミルウォーキーで…