鯨志【げいし】
- 百科事典マイペディア
- 日本で最初の鯨に関する専門書。和歌山の本草学者，薬種商山瀬春政（通称梶取屋治右衛門）の著書。１巻１冊。1760年刊。実地の見聞に基づいてクジラ1…
鯨蠟 (げいろう) spermaceti
- 改訂新版 世界大百科事典
- マッコウクジラなどのハ（歯）クジラ類の頭部の貯油組織から得た油を冷却し，マッコウ鯨油を分離後，析出した固形分。アルカリ液と混合，煮沸して精…
白鯨 はくげい Moby-Dick；or The Whale
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカの作家メルビルの長編小説。1851年刊。19世紀前期、初老の捕鯨船長エイハブが巨大な白いマッコウクジラ、モービィ・ディックに片脚を咬(か)…
しろ‐くじら(‥くぢら)【白鯨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小鯨から取った鯨ひげ。色が白く美しいので、籠目などに編んで汗衫(かざみ)などにする。
げい‐にく【鯨肉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 クジラの肉。[初出の実例]「彼等が鯨の肉に舌鼓打つの日も程なく到来するであらう。併し其時には鯨肉(ゲイニク)の価屹度騰貴する」(出典…
げい‐りょう(‥レフ)【鯨猟】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 クジラを捕えること。捕鯨。[初出の実例]「鯨猟(ゲイレフ)の船も度々、貴国の辺境に近付候」(出典：近世紀聞（1875‐81）〈条野有人〉初)
くじら‐おび(くぢら‥)【鯨帯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( もと、片側が黒繻子、片側が白布などで、あたかも鯨の皮と肉、また背と腹の黒と白に似ているところから ) 表と裏の布の違う帯。昼夜帯…
くじら‐ようかん(くぢらヤウカン)【鯨羊羹】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 白練り羊羹の表面に、薄い黒羊羹をのせて合わせたもの。鯨の表皮の黒と脂肪の白が接するさまに似ているところからいう。
いわし‐くじら(‥くぢら)【鰯鯨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ナガスクジラ科の哺乳類。体長約一五メートル。背部は青黒く、腹面に白いうねが縦に走る。鰯類とともに回遊。肉は食用、鯨油は工業用。太…
zatṓ-kújira, ざとうくじら, 座頭鯨
- 現代日葡辞典
- 【Zool.】 A baleia corcunda；megaptera novaeangliae.
ミンクくじら【ミンク鯨】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- a minke whale
鯨薬師くじらやくし
- 日本歴史地名大系
- 愛媛県：越智郡弓削町上弓削村鯨薬師［現］弓削町上弓削 鯨現在の仏日山東泉（とうせん）寺（臨済宗東福寺派）の前身である。寺伝によると承元年間（…
いさな‐とり【▽鯨取／▽勇▽魚取】
- デジタル大辞泉
- ［名］クジラを捕ること。捕鯨。《季 冬》「為することは異かわらぬ―ながら」〈露伴・いさなとり〉［枕］クジラを捕る意から、「海」「浜」「灘なだ…
こく‐くじら〔‐くぢら〕【克鯨】
- デジタル大辞泉
- クジラ目コククジラ科の哺乳類。中形のヒゲクジラで、全長12～15メートル。全身灰色で、背びれがなく、背中の後方にこぶ状の隆起が並ぶ。北太平洋に…
くじら‐ぶね〔くぢら‐〕【鯨船】
- デジタル大辞泉
- １ 鯨を捕らえるのに使った船。特に、江戸時代の勢子船せこぶね。《季 冬》２ 江戸時代、勢子船の敏捷びんしょう性を生かすために、ほとんど同じ船型…
鰯鯨 (イワシクジラ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名：Balaenoptera borealis動物。ナガスクジラ科のヒゲクジラ
とっくり‐くじら〔‐くぢら〕【▽徳利鯨】
- デジタル大辞泉
- アカボウクジラ科のハクジラ。体長約9～10メートル。頭部がとっくり形に丸く発達する。北大西洋から北極海にかけて生息するキタトックリクジラと、南…
鯨羊羹〔広島県〕
- デジタル大辞泉プラス
- 広島県尾道市の名物菓子。黒と白の二層の蒸し羊羹で、鯨の脂皮の食材を模している。
くじらぐみ【鯨組】
- 改訂新版 世界大百科事典
くじらもち【鯨餅】
- 日本の郷土料理がわかる辞典
- 山形県最上地方や青森県の鰺ヶ沢(あじがさわ)と浅虫の郷土菓子で、もち米とうるち米の粉をよくこね、砂糖・くるみなどを加えて型に入れて蒸したもの…
いさな‐とり【鯨取・勇魚取】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 枕 鯨を取る意で、海、浜、灘(なだ)など海に関する語にかかる。[初出の実例]「常(とこ)しへに君も会へやも異舎儺等利(イサナトリ)海の浜藻の寄…
くじら‐ぐさ(くぢら‥)【鯨草】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① アブラナ科の二年草。ヨーロッパおよびアジアの温帯に分布し、日本では長野県の山地に自生し、関東地方の山地に帰化している。茎は高さ…
くじら‐ぐみ(くぢら‥)【鯨組】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 主として江戸時代に組織されていた捕鯨の経営体。技術の発達によりはじめの突組から網組に発展した。組の規模は大きく、陸上の作業員を入…
くじら‐つき(くぢら‥)【鯨付】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鯨といっしょに遊泳している魚群。カツオなど。
くじら‐つき(くぢら‥)【鯨突】
- 精選版 日本国語大辞典
- 鯨突〈日本山海名物図会〉〘 名詞 〙 鯨を銛(もり)で突き差して捕えること。また、その人。《 季語・冬 》[初出の実例]「尾州にて鯨つきの名人相模三…
くじら‐とり(くぢら‥)【鯨取】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 鯨を捕えること。捕鯨。くじらりょう。また、それを業とする人。[初出の実例]「旧(もと)鯨漁師(クヂラトリ)であったことが知れても悪い…
けい‐げい【鯨鯢】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「けい」は「鯨」の漢音。「鯨」はおすのクジラ、「鯢」はめすのクジラ )① クジラのおすとめす。また、クジラの総称。小魚を食いつくす…
はかり‐くじら(‥くぢら)【量鯨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 さらしくじらを細く切って煮た料理。[初出の実例]「何ぞしゃれた料理を致しませう〈略〉はかりくぢらがよい」(出典：歌舞伎・傾城仏の原…
げいし【鯨志】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸中期の動物学書。一巻。楫取屋治右衛門撰。宝暦八年（一七五八）成立、同一〇年刊。鯨(くじら)に関し、その名義、体の各部分の用途などを、古来…
げい‐しょう【鯨鐘】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( つりがねの音を鯨音(げいおん)というところから ) つりがね。梵鐘。[初出の実例]「撞鯨鐘震法鼓、大因大縁者」(出典：性霊集‐八（1079…
鯨ドッグ
- デジタル大辞泉プラス
- 千葉県安房郡鋸南町のご当地グルメ。クジラ肉をパンに挟んだもの。
鯨ベーコン
- デジタル大辞泉プラス
- 鯨肉の加工食品。日本では北海道・東北地方や九州地方などで生産される。鯨肉のウネス（畝須）と呼ばれる部分を燻製にしたもの。
鯨ろう げいろう / 鯨蝋 spermaceti
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- マッコウクジラおよびツチクジラの脳油(のうゆ)中の固形部分をいう。脳油を冷却して鯨ろうを圧搾分離する。粗ろうは淡黄色で魚油臭をもつ。アルカリ…
歯鯨 (ハクジラ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。鯨目,ハクジラ亜目の鯨の総称
児鯨 (コクジラ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。哺乳類
白鯨 (シロクジラ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。哺乳類
【騎鯨】きげい
- 普及版 字通
- 鯨に乗って海上に遊ぶ。また、隠居・仙遊。また、死亡することをいう。宋・陸游〔七月一日夜、舎北の水涯に坐して戯れに作る〕詩 を斥(しりぞ)くる…
鯨船 くじらぶね
- 日中辞典 第3版
- 捕鲸船bǔjīngchuán．
鯨塚くじらづか
- 日本歴史地名大系
- 愛媛県：東宇和郡明浜町高山浦鯨塚［現］明浜町高山字丸石（まるいし）にある。高さ一・四メートル、幅二六センチ、厚さ一五センチの碑に正面に「鱗…
鯨野郷いさのごう
- 日本歴史地名大系
- 高知県：土佐国幡多郡鯨野郷「和名抄」高山寺本・東急本ともに「鯨野」と記し、訓を欠く。「土佐幽考」は「未詳或云今称栗栖野者蓋是歟」とし、「日…
いと‐くじら(‥くぢら)【糸鯨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 料理の一種。塩漬けにした鯨の白肉を細く切って熱湯を注ぎ、同じ量の水と酒でよく煮て冷やしたもの。〔新撰庖丁梯（1803）〕
くじら‐のし(くぢら‥)【鯨熨斗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鯨の肉を打ちのばし乾かしたもの。三杯酢または吸物などにする。福岡県博多の名産。
こく‐くじら(‥くぢら)【克鯨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 コククジラ科の哺乳類。小形のヒゲクジラで、体長一二～一五メートル。背面は灰黒色で、淡灰色の斑紋がある。口中のひげは黄白色で、約一…
鯨草 (クジラグサ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。セリ科の多年草。ハマウドの別称
鯨草 (クジラグサ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名：Descurainia sophia植物。アブラナ科の二年草,薬用植物
鰮鯨 (イワシクジラ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名：Balaenoptera borealis動物。ナガスクジラ科のヒゲクジラ
さらし‐くじら(‥くぢら)【晒鯨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 塩づけにしたクジラの脂肪を細く切ってさらしたもの。皮鯨。《 季語・夏 》
はくげい【白鯨】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 原題[英語] Moby-Dick ) 長編小説。メルビル作。一八五一年刊。巨大な白鯨モビー=ディックに片足を食い取られた捕鯨船長エイハブが、乗組員ととも…
鬚鯨 (ヒゲクジラ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。ヒゲクジラ類の総称
かげい【華鯨】
- 改訂新版 世界大百科事典