さいむこく【債務国】
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こくへいほう【国兵法】
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能登国 のとのくに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在の石川県北部。北陸道の一国。中国。『旧事本紀』には能登国造,羽咋 (はくひ) 国造が記されている。初め越前国に属したが,養老2 (718) 年4郡を…
日向国 ひゅうがのくに
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- 現在の宮崎県。西海道の一国。中国。日向は「ひむか」で日に向う意。「記紀」の神話ではニニギノミコトが高天原からこの地に降臨したと伝えるが,考…
備後国 びんごのくに
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- 現在の広島県東部。山陽道の一国。上国。古くは吉備国の一部であった。『日本書紀』には崇神天皇のときに皇子吉備津彦をこの地方につかわして平定し…
分国 ぶんこく
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- 平安~鎌倉時代には,皇族や公家に一国の租税徴収権を与えてこれを所領化したいわゆる賜国制に基づく知行国 (ちぎょうこく) をいった。南北朝~室町…
備前国 びぜんのくに
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- 現在の岡山県東部。山陽道の一国。上国。古くは吉備国の一部であった。『旧事本紀』によれば,応神天皇のとき上道 (かむつみち) ,大伯 (おほく) ,…
国判 こくはん
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- 奈良,平安時代の私人の間の不動産の移動などに要した証拠手続の一つ。当事者より申請のあった場合,国司が関係書類に審査を加え,その趣旨の「明白…
史国 しこく Shi-guo; Shih-kuo
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- 中国,隋・唐時代の史書にみえる中央アジアのオアシス都市。現在のウズベキスタンのシャフリサブズ (旧ケシュ Kishsh) にあたる。昭武九姓の一国。康…
独立国 どくりつこく independent state
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 主権国家ともいう。国内事項の処理ならびに国際社会の他の構成員との関係において,いかなる外部の支配からも自由である国家。非自治地域,従属国な…
土佐国 とさのくに
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- 現在の高知県。南海道の一国。中国。『古事記』には「土佐国を建依別 (たけよりわけ) と謂ふ」とある。『旧事本紀』には「都佐」「波多」の2国造が記…
奴国 なのくに
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- 『魏志倭人伝』にみえる国名。「なこく」「ぬこく」とも読む。倭人伝では朝鮮から邪馬台国への行程が示され,対馬,壱岐の島を経て北九州へ上陸した…
対馬国 つしまのくに
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- 現在の長崎県対馬。西海道の一国。下国。古くから朝鮮との交通の要地として重視された。3世紀の『魏志倭人伝』には,「対馬国」とみえ,ここには千余…
きゅうこく【旧国】
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中立国 ちゅうりつこく neutral state
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- 交戦国以外の第三国をいう。中立国は,交戦国に対して一定の中立義務を負うことになる。中立義務とは中立国が戦時国際法上遵守すべき義務で,防止,…
佐渡国 さどのくに
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- 今日の新潟県の佐渡市。北陸道の一国。下国。大佐渡,小佐渡に分かれるが,地質学的には二つの島であったのがのちに一島となったという。『日本書紀…
讃岐国 さぬきのくに
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- 現在の香川県。南海道の一国。上国。『古事記』では「飯依比古」と称し,古くは讃岐国造の支配したところであった。讃岐国造は『日本書紀』『続日本…
美濃国 みののくに
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- 現在の岐阜県南部。東山道の一国。上国。『古事記』には三野国,『正倉院文書』には御野国とある。もと牟義都,三野前,三野後,本巣の国造および鴨…
満州国 まんしゅうこく
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- 満州事変の結果,大陸進出の前進基地,さらに中国革命の波及を阻止する拠点として,日本が中国東北三省および熱河省につくった傀儡国家(かいらいこ…
ぶん‐こく【分国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 国を分けること。また、朝廷や幕府から分配されて知行権をゆだねられた国。特に、平安末期、皇族や公卿らに一国または数国を賜わり、こ…
ぶっ‐こく【仏国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =ぶっこくど(仏国土)[初出の実例]「家出でて仏国を可レ求」(出典:観智院本三宝絵(984)序)② 仏に教化された国。仏教を信奉する国。…
へい‐こく【弊国・敝国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 国力の疲弊した国。② 自国をへりくだっていう語。〔広益熟字典(1874)〕 〔史記‐呉王濞伝〕
てんじく‐こく(テンヂク‥)【天竺国】
- 精選版 日本国語大辞典
- =てんじく(天竺)[ 一 ][初出の実例]「従二天竺国一流二転震檀一、延二及此地一、得二其門一者出離盖纒、失二其路一者輪廻生死」(出典:家伝(760…
きょう‐こく(キャウ‥)【享国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 君主が位について国を受け継ぐこと。また、その期間。[初出の実例]「在位・治世・饗国・享国・御宇・朝。是皆天子の御位を持ち玉ふ間を云…
ちょう‐こく(テウ‥)【肇国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 新しく、国家をたてること。建国。[初出の実例]「祖宗肇国の初大憲一たび定まり」(出典:皇室典範(明治二二年)(1889)前文)[その他の…
しほう‐こく(シハフ‥)【司法国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 行政権の自律を認めず、すべての行政権の行使を司法権の審査に服せしめ、行政事件も司法裁判所の管轄下に置く国家。現在の日本もこれに含…
はくさい‐こく【百済国】
- 精選版 日本国語大辞典
- =はくさい(百済)[初出の実例]「義覚法師といひける僧はもと百済国の人也」(出典:観智院本三宝絵(984)中)
さんゆ‐こく【産油国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石油の生産国。とくに石油の輸出国を指すことが多い。
はん‐ごく【半国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国の半分。[初出の実例]「我国を半国譲らむ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)
じょう‐こく(ジャウ‥)【城国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 城と国。② 居城。③ 軍事的に重要な国。[初出の実例]「仮令。母在二城国一。父在二他国一。因有二両貫一。而身随レ母。在二城国一」(出典…
うつし‐くに【現国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 高天原や黄泉国(よみのくに)に対し ) 現実の国。人間の国。[初出の実例]「宇都志国(ウツシくに)の水に天つ水を加へて奉らむと申せと」(…
うまし‐くに【味国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「うまし」はシク活用形容詞「うまし」の語幹 ) よい国。りっぱな国。美しい国。[初出の実例]「是の神風の伊勢国は、常世(とこよ)の浪…
こく‐い(‥ヰ)【国位】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一国の王位。国を統治する者の地位。皇位。[初出の実例]「長屋、社稷(くに)を傾けむことを謀り国位を奪はむとす」(出典:日本霊異記(810…
こく‐い【国医】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 国を治療する医者の意から ) すぐれた医者。また、医者を尊んでいう語。国手(こくしゅ)。〔落葉集(1598)〕〔称謂録‐医・国医〕
こく‐げ【国解】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「げ」は「解」の呉音 ) 令制で、諸国の国司から太政官または所管の中央官庁に奉った公文書。〔延喜式(927)〕
こく‐しゃ【国社】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 「国社(くにつやしろ)」を音読した語。② 「こくへいしゃ(国幣社)」の略。
こく‐じゅ【国樹】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 その国を代表するものとして決められている木。カナダの砂糖楓(さとうかえで)など。
こく‐しょ【国初】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国の成立したはじめ。治世の当初。[初出の実例]「其災起りしを国初已来甚だ厳禁の事とはなりし」(出典:蘭東事始(1815)上)[その他の文…
こく‐しょう(‥シャウ)【国掌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 九世紀中頃、全国に設置された下級官人。地方豪族の任命されることが多く、定員二名が原則で、分番して国掌所につとめた。把笏(はしゃく)…
こく‐じょう(‥ジャウ)【国城】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① くにとしろ。[初出の実例]「国城妻子を施こす事、草木を捨むよりも軽し」(出典:観智院本三宝絵(984)上)② その国にある城。③ 一国の首…
こく‐そ【国租】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国家の租税。〔南史‐梁武帝紀〕
こく‐ぞく【国俗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国の風俗習慣。国風。[初出の実例]「今吾国之叢林、或三日或五日修正勤行等議、亦同国俗也」(出典:空華日用工夫略集‐永和五年(1379)正…
こく‐そん【国損】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 国家の損失。国の損害。[初出の実例]「莫太の御国損にも立至り、可レ申哉」(出典:新聞雑誌‐四五号付録・明治五年(1872)五月)② 天災に…
こっ‐かん(コククヮン)【国患】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国家のわざわい。国家の災難。国難。国憂。[初出の実例]「今国患(コククヮン)を消除する他なし」(出典:報徳記(1856)六)[その他の文献]…
こっ‐き(コク‥)【国忌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 皇祖、先皇、母后などの命日。この日は政務を休み、追善供養の法要を行ない歌舞管弦をつつしんだ。時代によって廃止されたり、置かれたり…
こく‐ちょう(‥チャウ)【国庁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、各国に置かれ国司が政務をとった役所。国衙(こくが)。[初出の実例]「三年春正月一日、於二因幡国庁一、賜二饗国郡司等一之宴歌一…
こく‐みゃく【国脈】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国が継承されていく伝統や力。国家の命脈。[初出の実例]「中間雖下有二幽厲之暴一、蹙中先王之国脈上」(出典:童子問(1707)中)[その他…
ごくらく‐こく【極楽国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ごくらく(極楽)①[初出の実例]「四土不二極楽国、三身即一阿彌陀」(出典:本朝文粋(1060頃)一二・西方極楽讚〈具平親王〉)[その他の…
こく‐りつ【国律】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国家の法律。国法。[初出の実例]「国律を案じて是を処決するの権を有す」(出典:万国公法(1868)〈西周訳〉二)
くに‐がた【国形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 土地の形状。地形。また、国状。[初出の実例]「武内の宿禰を遣して、北陸(くにかのみち)、及び東方(あつま)の諸国(くにくに)の地形(クニ…